Vol.54 - 28 Feb. 2005

“2月は逃げる”とはよく言ったものです。ついこの前にチョコレートを
義理でいくつかいただいたと思ったばかりなのに、もう月末です。
今年もまたこんな調子で、1年間が猛スピードで駆け抜けていくので
しょうか。無為に過ごさないように心がけましょう。

さて、仕事で忙がしかった1月の半ば、ついに自宅のPCがにっちも
さっちもいかない状態に陥ってしまいました。
メールソフトとして使っているOutlookが突然、起動しなくなりました。
メールの送受信はもちろんのこと、今までに受信したメールも読むこと
ができなくなってしまったのです。

それまでも既にHDDの空き容量は少なくなっていて、データの類いは
外付のHDDに入れるなどの策はとってきてはいたのですが、とうとう
限界に達したようです。OSのアップデートといった基本的なメンテナン
スさえも満足に受け入れられないほどになっていて、前向きな積極策
による事態の改善は求められそうにありません。
Windowsのサービスパック2になんとかアップデートしたいと思っていた
矢先のことだったのです。

ひとまずあれやこれやとやってみました。
Cドライブから、使わないソフトウェアはもうとっくに排除してあるので、
次にアンインストールすべきは、たまにしか使わないソフトウェア。
手許にソフトのCDがあって、アンインストールしても再度インストール
できるソフトウェアを選んで削除してみました。
ところが、最初のソフトウェアを削除してから、再起動させてみると、
どうしたことか、空き容量が極端に少なくなってしまってPCそのもの
がセーフモードでしか立ち上がらなくなってしまいました。
Cドライブの空き容量を見てみると、なんと148K。何が起きているの
でしょう。減らしたつもりが、いっぱいいっぱいまで増えている…。

以前、PDA(携帯型端末)が壊れた時(Vol.41Vol.42参照)に、過去
が消された気がすると書きましたが、今回もまた同じような感覚に
捕らわれています。
自分の考え方や身の周りの方々からのお話など、いろいろな情報や
逸話がメールとして貯め込まれていたので、それが開かなくなったの
は、かなりの損失です。
さらにその数日前には、メールアドレスだけでなく、住所や電話番号
などまでも全てを収めてあるアドレス帳のデータのエクスポートができ
なくなっていることも判明し、メールや個人に関するデータは、これで
全て失ったような気持ちになったのでした。

数日間は、もうPCを立ち上げることすら試みない日がありました。
なんとか新型PC導入の許しは出て、現在は晴れて新しいマシンを
操っています。ようやくなんだか病気から回復した感じです。
メールのデータはすっかり失われてしまいましたが、アドレス帳の方は
原始的な方法でなんとか一命を取り留めました。
それ以外の環境もようやく整ってきましたので、新生「ノンキな通信」、
ここにようやくPC交換後第一弾をお送りできることとなりました。

不具合と闘っている間はものすごく困っていて、今は新しいPCを前に
とても嬉しい状況です。喜びのあまり、この文章をうまくまとめることが
できないくらいです。
なんだか生まれ変わったような気分になっているのは、ボクもすっかり
電脳人間になってしまったということでしょうか。
PCでのコミュニケーションに相当依存しているのだということを、改めて
確認した次第です。



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