Vol.72 - 31 Dec. 2007

今日大晦日、一年を終える日を迎えて見ると、いや今年もこの
「ノンキな通信」は、今号も含めても3本しかお送りできなかった
のですね。ボクが怠惰だったのか、はたまた、やはりブログの
気軽さに主軸がそちらに移ってしまったのか…。
理由は本人にもわかりませんが、かくいうブログもここのところ
“おざなり”気味。毎日アップという変な義務感と、その束縛感
への反発という相反する感情の板挟みにあっていて、どうにも
進みません。
じっくり考えて書くことができるという意味では、「ノンキな通信」
ぐらいの手間がかかるくらいが一番程良い頃合いのものと考え
ています。ですので、来年からはちょっと考え方を変えて、ブロ
グとの住み分けをきっちりしてさせてみようかなどとも思っている
今日この頃です。
さて、そんな「ノンキな通信」ですが、今年も自分のこの一年間
の総括で締めくくりたいと思います。
去年の終わりにお送りしたVol.69でお知らせした通り、今年は
勤務先の社屋移転があって、結果的にいろいろなことがらが
変わりました。
去年、キーワードに「変える/変わる」を選びましたが、今年は
ちょっと受け身に「変わった」ということで括ってみます。
どうぞ、お付き合いください。

●勤務地が変わった/会社が変わった(5月初旬)
一昨年の経営統合以来、変化の続くボクの勤務先ですが、ある
意味でこれが一番象徴的なできごとだったのかも知れません。
東京や浜市内に散らばっていた拠点を東京の品川に集結し
ました。全従業員が顔を合わせることでより一層、力を発揮で
きるという社長の考え方によるもの。確かにその効果はありそ
うです。
その一方で、この移転先の品川区は、ボクの以前の勤務先が
あった場所でもあります。8年ぶりに戻ってきたわけです。たった
8年の間でしたが、変わったものは変わっているようで、以前に
は何があったのかが思い出せないような場所もあります。懐か
しいような新しいような不思議な感覚の中、街を歩いています。

●固定観念が変わった
○『トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 日本公演』(6月9日)
友人からのご招待で『トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 日
本公演』を鑑賞。
女装した男優たちが「白鳥の湖」などのバレエをパロディにして
踊る−ボクの中では“色物”的な存在として、あまり注目はして
いなかったのですが、ステージ開始からわずか数分ですっかり
気に入ってしまいました。
女装やパロディなどは、単なる笑いを取るための要素ではなく、
正当なバレエの良さを伝えるための方法だったのです。
ボクの中にできあがっていた固定観念が覆されました。


『トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 日本公演』

○書籍『今夜、すべてのバーで』中島らも著(7月初旬)
自身のアルコール依存症体験を綴り、第13回吉川英治文学
新人賞を受賞して、2004年に急逝した中島らもの1992年の
作品を、今さらながら読んでみました。
中毒性のある飲料が合法で売られていること、酒を浴びるよう
に飲むことで解消されると思っていた勘違い。アルコール依存
症に関する固定観念が覆されました。

●環境関連に取り組む(10月頃〜)
仕事で企業としての環境関連事業への取り組みに関わるよう
になりました。
当初は、節電節水などへの取り組みなどかと思っていたので
すが、遅ればせながら映画「不都合な真実」を鑑賞したり、話を
聞きかじったところ、思いの外問題は深刻だということがわかっ
てきました。
企業がきれい事で取り組んだとしても、結果が出せればそれは
それでいいと思います。但し、ムリして続けるのではなく、毎日
の生活をちょっと変えるだけで持続していけることができること、
それが大切なことなのだろうと考えています。
この取り組みは来年以降、さらに進行していきます。

●今年も20,000歩以上歩いた日が少なかった、でも…
新社屋に移転してから毎日の生活歩数は増えています。単に
社屋が大きくなったというだけで歩数が増えましたが、それが
結果的に健康的な方向にいっていてくれれば良いんですけど。
様子見、以後観察です。

●今年のコンサートは2本
〜変わらぬ人々、変わらぬ歌声〜
○HUMAN AUDIO SPONGE (5月19日)
○Red Hot Chili Peppers (6月5日)
「HUMAN AUDIO SPONGE」は、高橋幸宏、坂本龍一、細野晴臣
の3名によるユニット。つまりは「YMO」です。
「Rydeen」を耳にした時、不覚にも涙がこぼれそうになりました。
25年前には、むしろ厭な印象の曲だったのに…。


HUMAN AUDIO SPONGE

●劇場で見た映画は7本
○「モーツァルトとクジラ」 (3月5日)
○「恋愛睡眠のすすめ」 (5月31日)
○「神童」 (5月31日)
○「ダイハード4.0」 (6月30日)
○「傷だらけの男たち」 (7月15日)
○「トランスフォーマー」 (8月13日)
○「自虐の詩」 (10月27日)
今年はあまり映画館で観た作品は多くありませんでした。
何が変わったのでしょうか? ちょっとわかりませんが。
今年心に響いた映画は、
「恋愛睡眠のすすめ」「ダイハード4.0」「トランスフォーマー」。
この3本。

 
映画2本「モーツァルトとクジラ」と「トランスフォーマー」
 

今年は仕事関係で忙しかったので、なかなか余暇は充実して
いないと感じていたのですが、こうして振り返ってみるに当たり、
手帳を見返してみると、意外にも初めて出かけた場所が多いこ
とに気付きました。
伊豆、裾野、朝霧高原、夏休みには今まで行ったことのない
群馬県の赤城山から日光方面にも行きました。
忙しかったわりには、活動範囲は広がっているようです。来年
もさらに広げていければと思っています。


群馬県赤城山頂・小沼(この)

ところで、年末は不覚にもインフルエンザにやられてしまいまし
た。そのせいで、全てが後手に回って、そんなわけでこの「ノン
キな通信」もこんな日のこんな時刻の配信になりました。
やっつけ仕事っぽい文章も、ちょっと気に食わないのですが、
病み上がりに免じてお許しください。
来年は、健康により一層気を配らなくてはと思いつつ、今年の
最後の「ノンキな通信」をお送りしたいと思います。
それでは皆さん、良いお年を。
 
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