Vol.73 - 22 Jan. 2008

東京でも積雪がありそうだと予報されていた昨日1月21日は、
二十四節気のひとつ、“大寒”だったそうですね。
結局、積雪どころか降雪すらほとんどなかったものの、一年で
最も寒いという言葉の意味通り、ここのところの東京や横浜は、
最高気温が10度に達しない日が何日も続いています。

朝、外出する時に玄関の扉を開けた時に感じる冷たさ。
これが、一日二日ならきりっと引き締まる感じが気持ちいいの
かもしれませんが、何日も前に引き締まったまま、凝り固まり
気味なのが、今日このごろの朝の気分です。
きりっと引き締まるのと、もともと背中を丸め気味なのに寒い中
外出しなければならないのとでは、だいぶ違いますよね。

ところで、ボクは上着やジャケットを着る時に前ボタンをかけたり
ファスナーを閉じる習慣がありませんでした。
もともと“ボタンをかける”ことがあまり好きではないようで、それ
は“ボタン”というモノそのものが好きではないみたいなところに
端を発しているようです。
箱などにボタンが集められて入れてある様子などを見ると、なぜ
か鳥肌が立ったり、息苦しさを感じることすらあるのです。きっと、
性に合わないのでしょうね。
そんなことが理由なのかどうかわかりませんが、とにかく上着の
ボタンをかける習慣がありませんでした。
スーツの上着にしても、コートにしても、ダウンジャケットのファス
ナーでも…。
ですから、ホントに寒い日に外に出た時、カミさんから「ちゃんと
前を閉じないさい」と注意されて直されることもしばしばで、この
歳になっても極めてコドモっぽい注意を受けてしまっています。
あ、そうだ。誤解のないように参考までに申し上げておきますが、
仕事の時のワイシャツやオフの時に着るタンガリーシャツなどの
ボタンはキチンとしていますから。仕事の時は夏でもネクタイは
欠かせませんし。

そんなボクが、先週初めにちょっと寒いなと思って以来、外出の
際には上着の前をキチンと閉じるようにしています。
ここのところの寒さもありますが、インフルエンザで年末年始の
休みを棒に振ってしまったという後悔の念もあるようです。
マフラーをキッチリ巻いて襟元を整えて、上着のボタンをかけて、
ジャケットのファスナーはマフラーの邪魔にならないところまで
上げています。
そのおかげで、ここ最近は寒さを凌げています。

そんな重装備な格好で歩き始めて気づいたことがありました。
というのは、やはり保温効果が格段に上がったようだという、極
めて基本的なこと。10分ほども歩くと、スピードや気温によって
はうっすら汗ばむこともあるということを知りました。
歩くだけで汗ばむわけですから、若干の過剰防寒な状態なの
だろうと思います。でも、ここで少し汗を掻くことで、前を閉じない
時には好き放題育っていたお腹のメタボに多少なりとも刺激が
行って、発育に抑制がかけられるようになるかも…?
そのほどはいかがなものかわかりませんが、少なくとも喉元や
首筋からやってくる寒気(さむけ)には太刀打ちできそうです。
これで、もうこの冬は風邪を引かずに済みそうです。

この歳になるまで、上着の前を閉めようという知恵が働かずに
いたという事実。何を思って、今まで上着の裾をはためかせて
いたのでしょう。我ながら謎です。
風邪以上に大きな病気、頭の病気にかかってや、いないか?

 
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