Vol.69 - 29 Dec. 2006

今年はあまりお送りしなかったこの「ノンキな通信」ですが、年
末最終号はまたここ数年と同様に、自分のこの一年間の総括
で締めくくりたいと思います。
後厄だった今年も、いつもと変わらないはずの一年であったの
ですが、意外といろいろなことが変化した一年でした。
昨年末のVol.65でもお話ししたとおり、経営統合に伴う再編に
よって、ボクのいる会社は業務内容に因って大きく2つに分割
されました。
管理事務方の部署に属しているボクは、新しく設立された持ち
株会社と協力しながら、新しいルールを作り、それを全スタッフ
に浸透させていくという業務に取り組みました。
さらに、再編に因って新しく取り組まなければならなくなった業
務も手掛けるようになり、結果的にけっこう忙しく、思いの外、
変化が求められた一年でした。
ー方、プライベートでも9月の終わりに、出先で出会った迷い犬
をめぐって、今まで考えもしなかったことを体験したりして、これ
もまたボクの考え方を大きく変える結果になりました。
そんなわけで、今年は「変える/変わる」をキーワードに、一年
を括ってみようと思います。
どうぞ、お付き合いください。

●会社が変わった/気持ちが変わった(3月 31日)
去年、業界が若干異なる企業グループと経営統合しました。
それに伴う再編で、ボクのいる会社は業務内容に因って大きく
2つに分割されました。
会社の名前が変わり、社長が変わり、会社のロゴマークが変
わっただけで、なぜか気分も一新。
全社的にもこの変化によって、変わろうという気持ちが芽生え
つつあります。

●初めての車検(12月初旬)
今のクルマに乗り始めてから初めての車検。オイルのパッキン
に異状があるのではないかと秋ぐらいから気になっていたので
すが、車検前のチェックで案の定、亀裂が…。
交換ついでにエンジンも掃除してもらって、乗り心地が僅かに
向上。
いいクルマであることには、変わりありません。

●迷い犬をめぐる冒険 (9月30日〜12月3日)


源太

9月30日に、我が家からそう遠くない仮設ドッグランで、一匹の
迷子犬に出会いました。
そこから、いろいろなことが一変したのでした。
(詳しくはブログをお読みください)

@迷い犬登場 (9月30日)
A警察から引き上げて… (9月30日)
Bトレーナーさんに預けて… (10月1日〜6日)
Cそしたらなんだか、他の迷い犬も頼まれたりして…
 (10月7日〜18日)
D意外なところから里親さんが名乗りを上げてくれて…
 (11月6日)
E名前が「源太」に決まった彼が我が家に来て… (11月11日〜)
(中略)
F「源太」は結局、思い描いていた以上の結果を呼び込んだ
 (12月3日)
中型犬を飼うということだけでなく、そもそも「犬を飼う」という
ことがどういうことなのかを、改めて深く考えさせられました。
この経験を経て、ボクの考え方は大きく変化しました。
大きく変わったのは、「既成概念」や「固定観念」で考えずに、
命ある者の身を親身になって考えてみよということでした。

●ワンコ友達とのネットワーク強化( 7月頃〜)
ドッグランに集まる常連さんたちや、その他ワンコを通じて多く
の友達ができました。
これまで約5年の間にも、もちろん声を交わす友達はいました
が、今年はその域を越えて、みんなで山中湖(8月27日)や西
丹沢(11月12日)に出かけたり、9月30日以降の源太をめぐる
話でもいろいろ協力していただいたりするなど、今までにはな
い関係に強化。
ふだんならなかなか言葉を交わすようなことのない、幅広い世
代との交流。客観的に見れば、ちょっと変わったグループです。

●今年は20,000歩以上歩いた日が少なかった
平均的な生活歩数は増えているようですが、今年は20,000歩
以上歩いた日が2日しかありませんでした。
これはちょっと意外でしたし、ちょっと問題ですね。
…生活、変えなきゃ。

●今年読んだ本の中から
○「弟を殺した彼と、僕。」(原田正治) ポプラ社刊
固定観念を変えてみたくなって読んだ本です。
思っていた以上に壮絶な内容です。

●今年のコンサートは6本
〜変わらぬ人々、変わらぬ歌声〜
○3/22 The Rolling Stones (3月22日)
○9/20 Madonna (9月20日)
○11/28 Billy Joel (11月28日)
特に好かったのは、Billy Joel。
ミック・ジャガーとマドンナは、スタイルも変わらず。


Madonna

〜これ以上、もうどう変われというのか?〜
○7/19 COLDPLAY (7月19日)
完成されたバンドの、最高にスタイリッシュなライブ。


COLDPLAY

〜変わらぬロック魂〜
○12/4 Foo Fighters (12月4日)
○10/2 The Zutons (10月2日)
ザ・ズートンズは今後、日本でどれだけブレイクするかも注目。


●劇場で見た映画は16本
○「ブロークバック・マウンテン」 (3月18日)
○「かもめ食堂」 (5月8日)
○「ピンクパンサー」 (5月20日)
○「ポセイドン」 (5月27日)
○「嫌われ松子の一生」 (6月3日)
○「花よりもなほ」 (6月12日)
○「ニューヨーク・ドール」 (6月16日)
○「M:i:III」 (6月24日)
○「ブレイブストーリー」 (7月8日)
○「ユナイテッド93」 (8月12日)
○「スーパーマンリターンズ」 (8月13日)
○「ハチミツとクローバー」 (8月415日)
○「ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT」 (9月23日)
○「悪魔とダニエル・ジョンストン」 (10月10日)
○「イルマーレ」 (10月14日)
○「トンマッコルへようこそ」 (11月3日)
“変わった”映画(かもめ食堂)、リメイクで変わった映画(ピンク
パンサー/ポセイドン/イルマーレ)、シリーズの前作と変わった
映画(M:i:III/スーパーマンリターンズ/ワイルドスピード×3)、
変わらぬ現実/変わる考え方(トンマッコルへようこそ)、変えた
い現実/変わる考え方(ブレイブストーリー)…。
今年心に響いた映画は、
「ユナイテッド93」「トンマッコルへようこそ」「ニューヨーク・ドール」
「悪魔とダニエル・ジョンストン」、この4本。

 
映画4本
 

来年は勤務先の社屋の引っ越しが、春から初夏に計画されて
いて、それに合わせてまたいろいろなことが変化します。
(その中にはボクたちが業務で変えるものもあります)
「変える/変わる」は今年だけのキーワードではなく、どうやら
来年も続きそうです。
ビジネスの世界では「変化に対応できる者だけが生き残る」と
いわれています。
確かにそうかもしれませんが、ダーウィンの進化論では「個体
の生存に少しでも有利な変異が保存され、新しい種を生み出
す」といわれているそうです。
ムリして変わらなくとも、変化を許容するだけの容量があれば、
次代に何か新しい変化が訪れるということでしょう。
刺激を受けながらその時その時をキチンと生きるならば、特に
変化する必要もないのだろうと思います。
そうすることによって、やがては自分の中でも何かが変わって
いくのだろうと、ボクは考えています。
そんなことを考えながら、今年の「ノンキな通信」は閉じたいと
思います。
それでは皆さん、良いお年を。
 
<< Vol.70  Vol.69  Vol.68 >>

ノンキな通信  I.Z.'s Attic




*** I.Z.'s Attic ***
Copyright - I.Z. - 2004 - 2010 All Rights Reserved