Vol.65 - 30 Dec. 2005

今年の年末最終号もここ数年と同様に、自分のこの一年間の
総括で締めくくります。
今年はボクの厄年でした。正確に言うならば、昨年が前厄で
今年は本厄、来年が後厄。今年がいわゆる、「厄年」だったと
いうわけです。
人生最低の一年ということなのでしょう。
そんな中、ならばキーワードは「今年最高の」ということにして、
一年を括ってみたいと思います。
書き並べてみるとどうなるのでしょう、ボクの最低の一年は…。
どうぞ、お付き合いください。

●今年最高に息切れしたこと:高尾山登山
(3月20日)
季節の良くなった春先。自分の健康とワンコの散歩も兼ねて、
高尾山に登りに行ってきました。
日ごろ何も運動をしていないというのは怖いもので、片道3km
余の行程を登り初めて半分ぐらいのところ。急に息が上がって
どうにも脚を進めることができなくなり、やむなく休憩。
結局は再び登り初めて山頂までの往復は完歩できましたが、
いやはや急な運動はダメなんですね。最高に息切れしました。


乗らなかったけど、高尾山ロープウェーの駅

●今年最高に肩すかしを喰わされたスポーツ:
 プロ野球 セ・パ交流戦 巨人−オリックス (5月10日)
今年から初めて開催されるようになった交流戦。
パ・リーグ待望の巨人戦のはずなのに、セ・リーグのファンヘ
のアピールが全くなし。両チーム各選手のショーマンシップの
あるパフォーマンスもなく、全くの肩透かし。

●今年最高の万歩計歩数
 23,363歩 (10月13日)・23,835歩 (10月14日)
今年はあの2日間が一番よく歩いたような気がするなぁと確か
めてみたら、その通りでした。
両日とも、仕事で都内を歩き回っていたのでした。

●今年最高の買い物:
PC購入eMachines J2924 (2月6日)
最高なのは金額じゃなくて、スペック。
ようやく満足のいくものを手に入れたって感じです。

●今年最高の顔面蒼白:スピード違反+免許不携帯発覚
(4月6日)
不本意ながら我が家の近所の道で、スピード違反。
誘導された脇の道で警官に「ハイ、免許見せてくださいね」と
言われて、ふだん入っている財布に免許がないことが発覚。
免許不携帯はお咎めなしにしていただきましたが、即日県警
の運転免許試験場に直行。再発行の上、警察に違反切符を
受け取りに行きました。最高にトホホなできごとでした…。

●今年最高のコンサート:
今年は延べ11のアーティストのコンサートに。その中で…。
○最高に悪のり:
 Beastie Boys (1月16日)
○最高に紳士:
 STING (1月22日)
○最高に素敵:
 R.E.M (3月16日)
 (最高に見応え、聴き応えがありました)



○最高だったのはBasiaの歌:
 MATT BIANCO(3月29日)
○最高じゃなく、最後…:
 Destiny Child (4月15日)
○これも、最高じゃなく最後(の西武ドーム):
 渡辺美里
 「MISATO V20 スタジアム伝説〜最終章〜NO SIDE」
 (8月6日)
○最高の違和感:
 渡辺美里「うたの木 seasons “オーケストラ”」 (10月10日)
 (「My Revolution」のあとに「夕焼け小焼け」は…)
○最高に肩透かし:
 Sarah Brightman and her Asian Friends (4月17日)
 (もったいぶった演出と、値段のわりに短い公演…)
○最高でした、最高
 Norah Johns (4月19日)
 (行ってよかったと心から思えるコンサートでした)
○最高に感激:
 QUEEN + PAUL RODGERS (10月27日)
 (ノンキな通信…Vol.64参照)

●今年最高の映画:
今年は映画館では9本の映画を見ました。その中で…。
○「エターナル・サンシャイン」(3月26日)
○「サイドウェイ」(4月8日)
○「コンスタンティン」(4月16日)
○「Shall we Dance?」(5月8日)
○「バットマン・ビギンズ」(6月18日)
○「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(6月25日)
○「妖怪大戦争」(8月13日)
○「銀河ヒッチハイク・ガイド」(10月8日)
○「バッドアス!」(10月24日)
う〜ん、どれもそれぞれ良かったですね。
強いていうなら、B級っぽいけどとても良かった「バッドアス!」。

●今年最高の展覧会:
○「ジェームズ・アンソール展−ベルギーが生んだ
異端の芸術家」(於:東京都庭園美術館)
 (4月 23日)
 ってか、この展覧会しか行ってないし…。
 ちょっとグロテスクなところに深長な意味が込められた作品
 が気に入りました。ルネ・マグリットとポール・デルヴォーは
 好きだったけど、ベルギーの三大画家と呼ばれる人たちの
 うち、この人は知りませんでした。全員、好きみたい。



●今年最高のミュージカル・舞台:
○「We Will Rock You」(5月28日と7月9日)
 期待していた以上でした。


新宿コマ劇場「We Will Rock You」(7月9日)

○「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」(7月15日)
 昨年味わった興奮を再び!(ノンキな通信…Vol.52参照)
○「LAST SHOW -ラストショウ-」(7月22日)
 風間杜夫の存在感が凄かった。ものすごく感動!
○七月大歌舞伎−NINAGAWA「十二夜」(7月30日)
 皆さんもぜひ歌舞伎、見てください。脚を運んでください。
○江原 啓之「スピリチュアル・タイム」(10月21日)
 いわば、“公開身の上相談&霊視+α”みたいなもの。
 ある意味でこのステージが今年最高でした。
 傾倒はしないけど、納得のできる“世界”ですね。

●今年最高の書籍:
今年はホント、本読みませんでしたねぇ。そんな中で…、
○「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
 (リリー・フランキー 扶桑社) (〜10月4日)
 ボクよりひとつだけ年齢が上のリリー・フランキー。それだけ
 に、同世代故の共感もありました。
 今どきの“お涙ちょうだい”な物語とは違う、押しつけがましく
 ない感動のある作品でした。
○「眼が見えない猫のきもち」(徳大寺有恒 平凡社)
 (〜12月8日)
 クルマ好きでネコ好きには最高、かも?
○「おくりものはナンニモナイ」(12月3日)
 (パトリック・マクドネル/谷川俊太郎訳 あすなろ書房)
 今年最高の絵本でした。



●今年最高、ではなくて最長日数のブログ更新:
(10月30日〜12月7日:39日間)
とかく三日坊主といわれる日記ですが、13倍の日数続けるこ
とができました。途絶えた理由は、風邪とネタ切れです。

●今年最高のバタバタ:勤務先の“合従連衡”(3月ごろから)
今年最高に翻弄されたのは、この件でした。勤務先の会社が
異業種他社と経営統合することになり、秘密裏に発表の準備
が始まったのが3月ごろだったでしょうか。それから5月に公表
して、9月末に持ち株会社を分離。ボクの所属するチームが持
ち株会社に移るものの、ボクは残され他の業務に。さらに、今
度は来年の再編に向けた準備に巻き込まれて…。
これを読むだけでもバタバタした雰囲気が伝わると思います。


まあ、そんなせいで年が明けたらさらに忙しくなるのでしょう。
この件ばかりは、「厄年」満開で、「後厄」確定です。
でも今回の経営統合から再編への流れ自体は、ボクとしては
歓迎で、むしろ楽しいと思っているんです。祭りは大きい方が
面白いというのが持論ですから。
結果的に楽しくて最高だったと思えるような一年であればいい
と思っています。あ〜、「最高」という言葉の意味は、正確に、
「今までに達したことのない一番上の高さ」というわけでなくて
もいいんですよ。楽しく笑って毎日を過ごしましょうと…。
とにかく、今年一年、ありがとうございました。
来年も楽しく健康に、みんな揃って過ごせますように。
それでは、良いお年を。

 
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