Vol.005 - 11 Jan. 2007 - Looking at the Back while Driving

高速道路を走っている時にふと思ったこと−
それは、運転中はクルマの前面からのデザインよりも後方か
らのデザインを見ていることの方が圧倒的に長いということ。

クルマのデザインといえば、前面から相対した時の印象が最
も重要だと思い、各メーカーの広告などを見るまでもなく、正
面にそのクルマのアイデンティティを強調するのが一般的です。
それはコーポレートエンブレムであったり、車種独自のブランド
マークであったり、またドイツのBMWでは「キドニー・グリル」と
呼ばれる2つの楕円形のようなデザイン(キドニー:kidneyとは
腎臓のこと)を配したり、最近のマツダ車はグリルを五角形に
統一したりして、こう聞くだけでイメージできる方も多いと思い
ます。

でも、後方から見てメーカー名や車種がキチンとわかるクルマ
というのは、意外とないような気がしませんか?
接近してみれば、前面とは違って車種や形式ののロゴマーク
などが表示されていてそれらを見ることができるのですが、遠
くから見ても間違いなくわかるクルマというのは、なかなかあり
ません。
セダンだとかミニバンだとか、軽自動車のワゴンなど、クルマ
のタイプまでは比較的わかりやすいのですが、車種まではな
かなかわからないものです。

かつてボクの友人が、「後ろから見た姿が気に入らないクルマ
は絶対に好きになれへんのや」と言っていました。
なるほどねぇと妙に納得したものでした。
どうですか、あなたのクルマの後ろ姿は?−見られてますよ。


高速道路で目に付くのは、クルマの後ろ姿
(2006年12月30日朝撮影)


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