Vol.75 - 31 Dec. 2009

2006年の年末にお送りしたVol.69に、「今年はあまりお送りし
なかった」という記述のあるこの「ノンキな通信」ですが、今回は
ホント、長い間お送りしておりませんでした。
前回のVol.74から実に1年10ヶ月もの間ができてしまいました
が、そんな怠惰だった自分は捨て去って心機一転、初めて取り
組む気持ちで、今回はお送りしたいと思います。
そんな今回は、毎年一番最後にお送りする「ノンキな通信」恒
例の、ボクの今年一年の総括。
今年は、「初めて」をテーマにまとめてみたいと思います。

●「初めて」の体験
 ・キノコ狩り(3月初旬・真鶴):同じ日にイチゴ狩りと夜梅鑑賞
 ・クルマにETCを装着(3月中旬):助成制度を利用
 ・スノーシュー体験(3月下旬・志賀高原):初めての雪国
 ・地元自治会に出席(4月中旬〜):マンションの理事として
 ・キャンプ体験(5月上旬・伊豆)初めてのキャンプ体験
 ・乗馬体験(5月中旬・富士山麓):社員旅行の一環
 ・JAFを呼ぶ(7月中旬):クルマのラジエタが爆発してエンコ
 ・キャンプ体験(8月下旬・朝霧高原)初めてのテント泊
 ・タカラヅカ観劇(9月下旬):雪組「ロシアン・ブルー」
 ・サーカス鑑賞(11月中旬):「Corteo(コルテオ)」

 
スノーシュー体験(3月下旬・志賀高原)と乗馬体験(5月中旬・富士山麓)

11月下旬に、初めて45歳になりました。
この“初めての〜歳”という表現は、「おすぎとピーコ」のピーコ
さんが朝日新聞のエッセーで、小説「橋のない川」などで有名
な作家、住井すゑさんが95歳になった時、ラジオの番組の中
で「初めての95歳。楽しみだわ」と話したと書かれていたもの
をそのまま借りた表現です。
95歳にもなってなお、「初めての95歳」とこれからの日々に期
待を抱く気持ちを持つこと、ボクも見習いたいと思います。

今年は、スノーシューや乗馬といったスポーツにキャンプと、ボ
クのこれまでの人生において(…そんなに大きく出るか!?)も
意外なほど、アクティブなことに挑戦した一年でした。
スノーシューは仕事の一環ではありましたが、任意の環境活
動に自主的に参加したもの。乗馬体験は、今時の社員旅行の
選択肢としてあったものの中から、「こんな機会でもなければ
できないものを」ということで選んだもので、どちらも自ら選んだ
というところが、これまでの自分とは異なるものでした。
5年前に椎間板ヘルニアを発症して、その後今に至るまで、右
脚にしびれが残っているということが、ボクを“健康”にも向けさ
せているのだろうと思いますし、来年以降も少なくともしばらく
はアクティブにいくのでしょう。
我ながら楽しみ、と言ったところでしょうか。

最後に、今年良かった映画とコンサートを紹介して締めくくるこ
とにいたしましょう。

●今年劇場で見た映画(7本)
 ・「マンマ・ミーア」(1月)
 ・「THIS IS ENGLAND」(3月)
 ・「スタートレック」(5月)
 ・「20世紀少年 −最終章− ぼくらの旗」(9月)
 ・「テイルズ オブ ヴェスペリア 〜The First Strike〜」(10月)
 ・「風が強く吹いている」(10月)
 ・「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」(12月)
 ・「アバター」(12月)

特に良かったのが、「マンマ・ミーア」と「THIS IS ENGLAND」、
そして、「アバター」。

 


 「マンマ・ミーア」(上段左)と「THIS IS ENGLAND」(上段右)
そして、「アバター」(下段)

●今年見に行ったコンサート(1本)
 ・「SIMON AND GARFUNKEL」(7月)

最も好きなアーティストのひと組で、もう二度と来ないだろうと
言われているグループです。
中でも好きな曲、「Bridge Over Troubled Water(明日に架け
る橋)」の時には涙が出るだろうと想像していましたが、なぜか
その気配は全くなし。
ここ数年常に心にあった、“もはや取り戻せない時間への無常
感”みたいなものが、最近ようやく薄らいできている模様です。
それが良いことなのか、悪いことなのか…。
ともあれ、意外にも衰えていなかったアート・ガーファンクルの
歌声を堪能、大いに感激したのでした。


「SIMON AND GARFUNKEL」(7月・東京ドーム)

以上が、2009年のボクの総括でした。
「チェンジ」という言葉をいろいろな場面で聞くようになって、実
際にいろいろな仕組みや考え方が変わろうとして来つつもあり
ます。
とはいえ、今の社会はなぜかどんどん悪い方向に向かってい
るような印象ばかりが強く、いったいどうなってしまうのだろうと
心配にならないわけでもありません。
2000年から始まった2000年代最初の10年が今日で終わり、
明日からは、2010年代の始まりです。
今年までが「変わる年」なのだとしたら、来年はボクたちの方が
「変わらなければならない年」なのだろうと思います。
いろいろ「初めて」のことに挑戦して、あれこれ試行錯誤しなが
ら良い方向を模索していく、そんな1年にすることを求められて
いるのでしょう。

やれやれ、そういう風に情熱的で能動的でいなければならない
のが最も不得意なのに…。
それでは皆さん、良いお年を。

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