Vol.20 - 22 Jun. 2002

気がつけばこの「ノンキな通信」も今回でVol.20。
継続は力なりなどといいますが、こんな散発な状態で、しかも
こんなに気を抜いた態度で、「力」なんかになるのでしょうか。
勝手に送りつけられている方々には迷惑メールのひとつでしょ
うが、私にとってのVol.20は、正直言って単なる通過点です。
すみません、お付き合いください。

さて、今、自分の中でもものすごく大きな面積を占有しているイ
ベントが、サッカー・ワールドカップです。
先日(6月18日)は、日本が決勝リーグ初戦に敗退してしまい、
共同開催国のもう一方の韓国は劇的な勝利でベスト8入りと、
大きく差がついてしまった日でした。
試合終了直後の日本人選手たちのなんだか納得できない顔、
燃え尽きたわけではなく不完全燃焼のまま終了してしまった
という様子が私には気になりました。それでも、開会前の決勝
戦とはいわないまでもベスト4、せめてベスト8と願ってはいたも
のの、史上初の勝ち点に続いて初勝利、そしてグループ1位で
決勝リーグ進出のベスト16と、案外納得のできる結果に、いや
思っていた以上の成果を挙げることができたと皆さんも思っては
いませんか。
よくやった、ニッポン! トルシエ監督に感謝です!

ところで、こんなに盛り上がっているサッカー・ワールドカップで
すが、正直なところ、私はサッカー・ワールドカップという大会が
こんなにすごいものなのだということを、開会直前くらいからよう
やく、なんとなく理解し始めたクチです。
いろいろなスポーツにそれぞれワールドカップのような頂上大会
があります。4年に一度というのは、オリンピックやアジア大会の
ような多くの競技の祭典のような大会だけのような気がしていま
したが、サッカーだけはたったひとつのカップを目指してオリンピ
ックよりも長い期間、闘い抜くという、思いもよらない大会でした。

チケット問題や審判に対しての批判が多く出ていますが、特に
ラテン系ヨーロッパの国々の悪態ぶりが目に付きますね。
韓国−イタリア戦での審判に対して、破れたイタリア側からの
悪態ぶりはもうほとんど“駄々っ子”状態です。
韓国チームをベスト8に進める逆転ゴールを放った、つい先日ま
でイタリアのペルージャの選手だった韓国の安選手が、イタリア
を侮辱する発言をしたとして、それに対してもいつまでも文句を
言い続けているイタリア。
「本当のサッカーは自分の国にある」と豪語するならば、いつま
でも文句をたれないでほしいものです。
自分たちのプレイが一番だと誇るならば、いかなる審判が現れ
てもそれをも凌駕するプレイをして、その崇高さをアピールして
ほしかった。
どの試合でも大仰にアピールし、そのくせ一次リーグではメキシ
コと引き分け、クロアチアにはドラマチックな逆転勝利を奪われ
て…。
好い男軍団などと言われて騒がれたイタリア。
結局、見苦しい人たちという印象になってしまったのが残念で
した。

と、まあ、いくらでも話が出てくるので、W杯の話は…、
次回に続く!


クロアチアvsエクアドル戦−クロアチアのサムライマン(の後ろ姿)
 (2002年6月13日 横浜国際競技場)


頭上にクロアチアの巨大な旗が…!


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