発熱したときの対処


熱がでたら暖める?冷やす?

熱が急に上がり寒気を訴えるとき→暖めるようにします(ふとんをかけたり、部屋を暖かくする)。
熱が上がりきって、ふるえも止まり、顔も真っ赤になってきたら→薄着にして(汗を吸いやすい綿の肌着、パジャマ)、熱がからだから逃げやすいようにしてあげましょう。
 ◆ふとんはいつもよりやや薄め。毛布、湯たんぽ、コタツは使わない。
 ◆氷枕、冷たいタオル、氷を入れたビニ−ル袋をタオルで包んだもの等で、後頭部、ひたい、首の横、脇の下等を冷やしましょう。
吐き気がないかぎり、水分をこまめに与えてください。

 

解熱剤の使い方
 発熱はウイルスと戦うための防衛手段のひとつなので、熱がでたら必ず解熱剤を使うというわけではありません。
では、どのような使い方が良いのでしょうか?

× 熱が上がってきて寒気があるときは、解熱剤を使わないほうがよいでしょう。
 熱が上がりきって寒気もなく、冷やしていても38.5℃以上が続いて、水分もとれないときや眠れないときは、一時的に熱を下げるために解熱剤を使って良いでしょう。
× 熱性けいれんをおこしやすいお子さんでは、解熱剤を使うのではなく、抗けいれん薬(ダイアップ坐薬など)を使いましょう。

38℃以上でも元気があれば、解熱剤を使わずに様子をみましょう。 解熱剤は、熱によるつらさを軽くするための薬で、病気をなおす薬ではありません。熱を下げることばかりに気をとられないようにしましょう。

 

こんな症状には注意を! …かかりつけ医や救急病院へ連絡して下さい

1) 4カ月未満の乳児の発熱
2) 熱以外に、次のような症状があるとき
 けいれん
 吐き気がひどい
 顔色が悪い(青白い、土気色)
 意識がはっきりしない