誰もが行ったネルトリンゲン

50形が撮れた
2019年4月21日~22日

目玉のS3/6は
同年10月3日に撮りました


今年も例年通り初春にドイツ・ネルトリンゲンミュージアムがオープンとなり、イースター祭日の21日と22日の二日間、ネルトリンゲンとヴァッサートリューディンゲンの間を列車が走りました。20日にネルトリンゲン入りして博物館に行き、走行機関車は何かと聞いたら、「今は快晴続きで非常に乾燥していて、S3/6形は走れる状態にあるのだが、山火事警報レベル次第で恐らく重油炊きの機関車になるだろう、その場合は50形を用意している」とのことでした。52形ではなく50形なのが唯一の救いでしたので、もうこれは徹底的に50形をあらゆる角度で撮ろうと決心しました。昨年までは、グンゼンハウゼンまで走っていたのですが、今年は短縮され、逆に1日4往復が走りました。
 
 
 



ここは隣駅エッチンゲンに向って2キロほどの、道路がオーバークロスする撮影地です。朝一番だけがギリギリ前面に陽が当たります。ここはやや勾配なので
                            少し煙を吐きます。晴れ渡った春のネルトリンゲンの郊外です。美しいローカル地帯を走ります。

 
 

 
 
 

 
道路は線路の左側を走ります。ヴァッサートリューディンゲンの手前で一番線路に近づいたところを右折すると、すぐ線路に出ます。ドイツの春は一斉に花が咲きます。
 
 
 
 
 

 
これはエッチンゲンからヴァッサートリューディンゲンに向かう列車を途中の高台から狙ったものですが、まともに撮ると逆光ですので、こういう撮り方に替えました。
 
 
 
 
 

 
ヴァッサートリューディンゲンからの折り返しは、機関車は逆向きになります。正向機関車は4往復なので、4回しか撮れません。ただ逆光なので横から狙います。

 
 
 
 
 

 
ここは1日目に目を付けておいた、エッチンゲン付近の高台の住宅地からの俯瞰です。坂の途中で家の間から狙える場所を見つけました。煙を真上に吐いています。

  
 
  
 
 

 
せっかくネルトリンゲン・ミュージアムまで来たので、しばらく構内を見学しました。女性整備士も、若い青年もいます。手作業でどんな車両も再生します!!
 
 
 
 
 

 
去年もこの小型タンク機関車は走っていましたが、今年は火を入れていないようです。「LUCI」と名前が入っていますが、生い立ちは調べていません。 2018年
 
 
 
 
 

 
この64形は2018年(上の写真の後ろにいます)はボロボロの状態だったのが、1年後には見事に再生されていました。なんでもRESTOREするネルトリンゲン!
更に1年たつと各地からいろいろな廃車車両が運ばれてきています。驚くべき技術です。入り口には寄付金箱が置いてあり、私も数 € を気持ちだけ入れました。
 
  
 
 
 

 
庫から出てきた「RIES」と書かれた機関車がターンテーブルに乗りました。昨年は見かけなかったタンク機関車です。これも素性は分かりません。火が入っていました。
 

 
 
 

 
1年後にはこれまた見たことのない気動車が運ばれてきていました。515形?どこを走っていたんだろう。これもレストアして走らせるんでしょうね。
★調べたら、西独のモンタバウアーの地を走っていた車両のようです。515 638-5 als N 6821 in Montabaur 26.04.1984 mit Copyright… | Flickr





ここは正式にはDBの線路内ですが、103形がパンタを上げて数往復していました。テストランでしょうか?まだ生きていると言うのが凄い。






これは10月に走ったネルトリンゲン博物館所有のS3/6機関車です。10月のS3/6については次のURLでご覧ください。 S3/6が走った日