S3/6機が走った日

2019年10月3日
 
 

10月3日は東西ドイツが再統一された記念すべき日で、ドイツでは祭日になっています。この記念日にネルトリンゲンの01 180が特別列車を牽引してビュルツブルグまで走る予定だったのが、この人気者の180号機はまたまた不具合のため他の機関車に替えるという噂を聞いたドイツのファンは一斉に大ブーイング。やむなくネルトリンゲン博物館は、ついにバイエルン邦有鉄道の名機S3/6機(ドイツ国営鉄道18 478)を急遽牽引機にすると発表しました。私はS3/6は半分も期待していないままに、ドイツ・オランダを半月ばかり自由気ままな一人旅をしてきました。そして最後に締めとしてネルトリンゲン博物館を訪れ、本当にS3/6機が走るかを確認したら「走るよ」の返事!それを聞いて私はすぐ、3日は走行を見るのは初めてのS3/6機を追いかける用意にとりかかりました。そして10月3日、S3/6は予定通り見事な4気筒の走りを見せてくれました。
もう走りは見られないと諦めていたS3/6を撮れたのは私にとっては奇跡以外の何物でもありませんでした。

 
 
 
 

 
明日の出区を待つS3/6機です。静かに博物館の庫で眠っていました。52形も動ける状態のようでしたが、01を期待していたファンは怒るでしょう。
 
 
 
 
 
 
 

ドイツの機関車は動輪が赤に塗られていますが、これだけは昔から緑色で異彩を放っていました。2mの主動輪を見るだけでワクワクします。
 
 
 
 
 
 
いよいよ3日です
 
 

 
ここは春に行った時には、新緑の牧草地でしたが、今回驚いたことは菜の花が一面に咲いていたことです。土を肥やすために秋に植える菜の花のようですが、想定外の景色の中でS3/6を撮る
ことになりました。グンゼンハウゼンでミュンヘンからやってくる同じ特別列車に併結するため、春と違って定刻にハイスピードでやってきました。感動の一瞬です。       Nördlingen-Oettingen
 

 
 
 
 
 
 

 
エッチンゲン停車時間を利用してその先の菜の花畑まで車で先回りしました。しょぼい煙を吐いていますが、けっこうなスピードで通過していきました。    Oettingen-Wassertrüdingen
 

 
 
 
 
 
 

 
平坦ばかりでは味気ないので、唯一、高いところから狙える場所に、Wassertrüdingen 停車時間を見込んで先回りしました。ここに行くには農道をあちこち回り道を
しなければなりません。結構時間を食ってしまって、カメラを構えたらすぐやってきました。白い煙を吐いてくれているのが嬉しかった。     Gunzenhausen 付近

 
 
 
 
 
 
 

 
Gunzenhausen からは本線に入りハイスピードで Würzburg に向かいます。ここは複線電化区間で地理もよく分からないので無理せず Würzburg Hbf に先回りしました。
駅のインフォメーションで到着番線と時刻を聞いて待つ事にしました。 約20分くらい遅れて列車はやってきました。ファンは誰もいません。走るのを知らなかったかな?
 

 
 
 
 
 
 

 
Würzburg に停車中のS3/6機です。よく見るとけっこう痛みが出ています。 ミュージアムが大事に使うのもよく分かります。このあと、乗客たちが機関車を撮り巻き
賑やかになりました。帰路は夕方になるので、ネルトリンゲンに戻るのは夜となります。これで私は十分満足でしたので、私も日本への帰路につくことにしました。