29. 開院まで1ヶ月

いよいよ、開院があと一ヶ月に迫ってきました。まな板の鯉という表現がありますが、それほど人間ができていないので、あせっています。周りは準備期間が十分あって余裕だというのですが、形ができても内容が伴わなければダメですからね。内装工事は、細かい部分を少し残していますが終了しました。一部の家具類の搬入がすでに始まっています。

伊藤園の飲料水の自販機の設置も無事終了。これは見事ですよ。通常転倒防止のための鉄板が、40cmくらい手前に飛び出すところを最初から床の中に埋込み上から床剤を貼って見えなくしました。周りもぴったし収まるように荒川さんが設計、まるで最初から壁の一部のようになじんでいます。そのかわり伊藤園関係者の方々には、大変めんどうな仕事でご迷惑をおかけしました。

広告は最終的には、駅電飾看板、駅貼りポスター、地下鉄車両内ステッカー、沿線口コミ紙広告、新聞折込広告、ポスティング用リーフレットを用意しました。メディカル・コンサルトのおすすめに従ったわけですが、基本的には最初しか大々的にできないことなので予算に余裕がある限りは、多すぎることはありません。例えば整形外科の患者単価を2000円とすると、20万円の広告に対して100人の患者さんが来てくれればいいわけですね。1年間の広告なら週に2人くらいでいいことになります。もちろんこのホームページも広告の一環ととらえることができます。クリニックの窓を極力使わないというこだわりもあり、認知度を高めることには相当力を入れないといけません。内覧会も広告的な要素が強いイベントではありますが、あまりベタなことは得意ではないので、さくとやりたいです。当日はけじめとして開院式も行いますが、これも気さくな雰囲気を大切にしましょう。

さてここからは具体的な作業を進めていかないといけません。消防の検査、レントゲンの漏洩検査、保健所への開設届け。細かい調度品の調達は、ホームセンターに買出しにいきますか。物品の手配はこれからいろいろな業者と連絡を取ることになります。挨拶状の宛名書きも自分たちで(たち、って誰だぁ!?)やりましょう。スタッフトレーニングのスケジュールも早く決めないと。もちろんスタッフ募集も継続中ですから、人材派遣会社との打ち合わせ、応募していただいた方との面談もあります。税理士の小田先生とも最終打ち合わせが必要です。それにもまして、電子カルテの整備がおそらく最重要課題だろうと思います。電子カルテを使いこなすことが、命運を分けると言っても過言ではありません。

ホームページも訪問者が1000人を超えたのを機会に、全面的に作り直しました。これまでのは増築・改築を繰り返したボコボコの家みたいなもんで、全体の統一感がありません。全体の構成がほぼ確定したので、共通の仕様をなるべく多くしました。アクセスログを見ると、平均的には1024×768ドットの画面で見ている方がほとんどですが、それより小さい画面の方も少なからずいるんですね。全体がこじんまりしますが800×600ドットで確実に見えるサイズを踏襲しています。裏メニューのFUNCLUBが予想以上に人気があるようなので、表メニューに昇格。本番モードですから、クリニックからの連絡を確実に見てもらうため必ず見てもらえる「お知らせ」ページを作りました。これからはそうそう更新していられないと思うので、更新すべきページは独立させて操作をしやすいようにしました。

ほらね、余裕なんて無いでしょう !!