27. 準備期間の過ごし方

退職して無職となって、いかに過ごすか。これは問題です。朝、起きてもどこかに行く場所がないという生活をしたことがないので、最初の一週間はなんか落ち着きませんでした。しかし、いつまでもだらだらしているわけにはいきません。工事現場での、細部の打ち合わせ。自販機の打ち合わせ。電子カルテのインストールのため、用意しておいたパソコンの搬入。内覧会の打ち合わせ。医師会との入会に向けての連絡。身体障害者の指定医の登録の変更(これは年に数回しか受け付けないので、あらかじめ注意が必要)。そうそう、当然健康保険を取り扱う保険医の登録があるけど、あれも都道府県単位だから移動しないと。薬局に出す、処方薬剤リスト作り。自分の健康保険はどうしよう。国保にはいってもいいけど、せっかく医師会に入るから医師国保に入りたいじゃないですか。区役所にいって住民票だの納税通知だのと、いろいろ行くとこも多いです。合間をぬって手術の手伝い。従業員の募集。特に問題なのが、理学療法士。来年の保険の改正ではリハビリは随分変わるという先行情報があり、右往左往させられます。また人の移動の時期ではないので、なかなか見つかりません。自分が授業をやっていたリハビリの学校や、同級生がやっている学校にも求人を出してもらいましたが、なかなか問い合わせが無いのが現状です。
リネン類をどうするかは、漠然とクリーニングとも考えていたのですが、よく考えるとユニフォームは各自で洗濯すれば、あとはほとんどタオルが中心。そこで洗濯乾燥器を購入することに急遽決定。いきなり洗濯機の場所作れというリクエストにも荒川さんは柔軟に対応してくれます。ついでに掃除機も買っちゃうぞ。「病院でもVISAが使えます!!」って、いっぱい宣伝してましたね。確かにクレジットは浸透しているし、クリニックではそんなに高額にはならないけど、使えるようにしておけば安心だよね。はい、申し込みましょう。あっ、そろそろ挨拶状を出す方々のリストを作らねば!!

実際にクリニックからの収入が得られるのは、来年の2月からですから、それまでまとまった収入が無いのは不安です。そこでバイトで当直をさせてもらいます。今月だけで10回。最後には3連直。うーん、来月も同じようなペースになりそう。

左は待合室、右はリハビリ室。上が工事開始2週間、下が工事開始4週間です。内装は既存の床・壁・天井を使うのであればフレームを組んで、石膏ボードを張り、壁紙を貼ればほとんどおしまい。けっこう、あっという間に進んでいきます。今回は天井をあげたり、壁に木材を貼ったり、いろいろ荒川モードによる工夫があり、手が込んでいます。部屋としてはだいたいできてきました。