19. 広告戦略

保険医療機関の広告は、全ての国民に均一な医療を提供するたてまえから、厳しく規制されています。新規開業の時だけ、開業の案内としての広告が許されているという状況です。出せる内容は、客観的な事柄だけで、主観的表現は規制対象。しかし、利用する側からすると、これじゃ選べない、というわけで最近は多少緩くはなってきました。とはいっても、最初が肝腎なのは変わりません。個人経営の事業所としては、広告戦略は欠かすことができないポイントです。

通常、よく見かけるのが駅の看板、電柱の看板、新聞の折り込み広告、電話帳の広告などでしょう。港北ニュータウンは街づくり条例の関係で、看板の類は厳しく制限されています。これはどこでも同じ条件ですが、街の景観の観点からは良いことでしょうが街の発展というポイントからはマイナスが多いですね。歩いていても、どこにどんな店があるかわかりにくい。駅の看板などはほとんど埋まっていて、誰も見そうに無いところしか残っていない。電柱は・・・無い!! 地中埋設だから。困った。地下鉄車内のステッカーはいいですね。電車に乗っていると、立ち止まった状態で、広告をよく見てくれます。しかもあざみ野から横浜までまんべんなく見てもらえるので、一番効果を期待します。

インターネットのホームページは、最も自由な広告媒体です。現状ではほとんど規制がありません。これを利用しない手は無い。しかし、今まで自分もインターネットをよく利用してきましたので、その立場から考えると、単なる広告で終わるホームページは一度見たら、二度と見ないし、ただ目的とする店を探すだけなら、専門に検索できるサイトを利用する方が便利です。また、今後ホームページについてもガイドラインが作られる動きが出ていますので、診療所案内は型通りにして、むしろリピーターがつく興味をひける情報を提供していくことを中心として構成しましょう。

これらは全て外注していると数百万円以上、場合によっては1000万円近くかかってしまうでしょう。ふっと、金が無いことに思いをはせると、自分でできること・・・デザインについては自分で。版下原稿まで自分で作って、少しでも安くしましょう。自分のコンセプトはSimple is best です。見た目の印象で勝負するポスターは空間を積極的に作り、読んでもらえる広告は全体のバランスに注意して作りました。原稿はAdobe Illustratorがスタンダートなソフトウェアとして認知されていますが、出力機械が最新バージョンに追いついていないので、注意が必要ですね。

駅貼りポスター原稿。
歩いている人が見るためのものなので、一瞬でクリニック名、開院日、ロゴマークを印象づけることがポイント。そのために積極的にスペースを作っておくことが大事。基本的には文章を読んでもらえるとは思えないので、テキストは最小限にしてあります。また最近のQRコードは情報を簡単に持って帰れるので、たいへん有用なツールだと思います。地図は簡単でいい。というのも、これを見る人はおそらく地図がなくても場所はわかる。わからない人は、遠方から来る方で、逆に受診すること確立は低いでしょう。
原稿はイラストレーターで作成、文字はすべてアウトラインをかければ問題ありません。あとは出力会社のバージョンを確認することを忘れてはいけません。