13. 宝くじはずれる

サマージャンボ・・・これほど宝くじがあたって欲しいと思ったことはない。だって当たれば借金しなくていいでしょう。ところが、なんとはずれたのです。くやしい。しょうがないので、金策に走るしかない。

まず、国民生活金融公庫(通称国金)。これは実家を担保にしてX千万円借ります。足りない分は、M銀行でやっている医師開業ローン。比較的低金利で無担保。これを使わない手はない。小田先生の手引きで国金を訪問したのは8月に入り、夏真っ盛りの大手町。おー、ここが読売新聞本社か、すごいのー、そこには産経新聞もある。歩いているサラリーマンの会話も経済用語が乱れ飛ぶ。もう、異次元ワールドでくらくらしてしまいます。

担当の方は、てきぱきしたさわやか青年。小田先生もお気に入りの様子。物件内装設計予定図、内装工事見積書、機器什器見積書、事業収支計画書、預金残高確認書(通帳、残高証明)、担保物件権利証、履歴書などなど、山ほどある書類をてきぱきさばき、一応問題はないでしょうということで放免。

続いて日比谷のM銀行本店へ。国金に比べると、さすが商売。いろいろ聞かれたり、書かされたりするけど嫌味がない。バブル崩壊後の経済混乱もやっと落ち着いてきて、景気が上向きなんでしょう。いとも簡単に貸してくれる。しかも、リースで考えていた分まで、銀行利子の方が安くすむから借りてくださいとくる。こちらも特に問題なく放免。お金を借りる関係で、口座を開設。うぉー、本店の通帳だぁ。なんかすごい。

ちなみに宝くじはインターネットで購入したんですが、やはり買うなら街角の売り場で買いましょう。インターネットで買うと、くじそのものが手元に無いので、わくわくする感じが無い。当選も自動的に知らせてくるだけで、一生懸命番号あわせをする楽しみも無い。これじゃ、宝くじを買った楽しみがほとんど無いでしょう。みずほさん、ちょっと考えてくださいよ。いずれにせよ、かえすがえすも、サマージャンボのはずれが悔やまれる。