鉄 道 風 景 @

転勤に次ぐ転勤の末、東京に戻ってくると東日本の鉄道は大変貌をとげており、JRも私鉄も早く撮っておかないと消え去る車両ばかりでした。九州で楽しんできた分、こちらでは撮り損なった写真も多いのですが、それでもまだ間に合いました。2000年から2003年までの東北旅行で撮ったJRと私鉄の風景その@をご覧ください。




JR東北本線・山田線・岩泉線・津軽鉄道の列車たち

まずはJR本線からですが、あとは順不同です 
 
 


 
東北新幹線が盛岡開通時には青森まで485形も「はつかり」として走っていました。かつて三重連の活躍した小鳥谷〜小繋です。



 
 

 
2000年にはE751が「スーパーはつかり」として登場、130キロ運転を開始。驚異的なスピードに圧倒されました。 御堂〜奥中山
 
 
  
 
 

 
下りEF81牽引の「はくつる」が3時間遅れで小繋〜小鳥谷を通過。遅れを知っていればもっといいところで撮れたのに、ちょっと泣きました。
 
 
 
 
 

 
ED75はまだ健在で重連仕業で貨物をけん引していましたが、完璧にJR色になっていました。懐かしい奥中山です。
 
 

 
 ■津軽鉄道
 

 
ここにはそれでもまだキハ22が数両通常運転で走っていました。独特の塗装と絵の看板がよく似合っていました。  深郷田
 
 
 
 
 

 
私は奥行きがあれば横から撮ります。特に単行列車は。俯瞰写真より好きです。 津軽嘉瀬-毘沙門






 
唯一、上から撮れる場所です。いい感じですね。晩夏の「つてつ」です。  大沢内〜深郷田

 
 
 
 

 
半逆光でしたが、これも望遠で横から狙っています。金木駅手前の鉄橋なので、邪魔物が多いです。
 
 
 

 
 

 
真夏にストーブ列車が走りました。朝のすがすがしい津軽平野をマークなしのDLがやってきました。  津軽飯詰〜毘沙門




 
 

 
雪の津軽平野は寒風が吹きすさびます。これは冬季限定のストーブ列車です。  津軽飯詰〜毘沙門 
 
 
 
 
 
 

 
乗ってみました。客車先頭のデッキから。
 
  
 
 
■山田線


 
新緑の早春。どこから撮ろうかと迷っていたら、国鉄色キハ52形2連の「リアス」が来ました。 陸中川井〜腹帯


 

 

 
何回も写真で見たバックの滝が美しいこの場所。やっと見つけました。有名な閉井川鉄橋です。  平津戸〜川内

 
  
 
 

 
当時の展望リゾート列車。北海道の「アルファコンチネンタル・リゾート」にもよく似ています。この交換の並びも珍しい。 区境駅
 
 





せっかくの走行日なので、腹帯の渓谷で狙いました。列車は三陸の海側も走ります。
 
 
 
 
 

 
渓流の中に釣り人が一人、ここで「リアス」を撮りました。 陸中川井〜腹帯
 

 
 
 

 
普通列車も完全にJR色になりましたが、今やこれも思い出。爽やかな早春の渓流を渡ります。  陸中川井〜腹帯
 
 
 

 ■岩泉線
 

 
岩泉線はいうなれば「秘境線」。何より本数が少ない。この日の午後の列車685Dは単行の国鉄色が入りました。 茂市駅







まだ春浅く、685Dの通過時には僅かに正面しか日が当たりませんでした。
私の好きな1枚です。遠くに暗く押角駅が見えます。    押角〜岩手大川


 
 
 

 
山の絶壁のガーター式鉄橋を渡ります。夏は樹木で見えません。 岩手和井内〜押角

 
 
 
 

 
早春の岩手和井内駅に上り茂市行が到着。乗降客は誰もいません。  そしていつの間にか廃線となった岩泉線。
  

これらが、まだかろうじて撮れた東北の列車たちです。NO.2に続きます