チェコ・プラハの小旅行
 

チェコのプラハには2回ばかり行ったことがあります。チェコの蒸気機関車にはあまり関心がなく、トラムの祭典を撮りに行った時、駅前のホテルに泊まり時間のある時に、プラハ中央駅に写真を撮りに行きました。
チェコの鉄道の歴史は、複雑で多岐にわたり、スロバキアとも分裂して、余計複雑になっています。正直なところチェコの車両を正しく解説は出来ませんが、車両の前面に
ČDと書かれた、青と白のチェコカラーになる前の旧型車を狙いました。また、駅近に巨大な機関区がありますが、その末端に廃車ないしはレストアするための車両駐留エリアがあり、ここには古くてしかも塗装の違う車両が置かれていて、暫くはここで撮影しました。チェコの技術は高く、ボロボロでも再生して(出場する時は、今の標準色に変更)現役に復帰させていました。    撮影2017年4月
   まずはプラハ中央駅でしばらく撮影しました
 
 


プラハの中央駅は中東欧の中でも、特段に大きく、ホームからはまるで中世のような荘厳な建物も見えます。
 
 
 
 
 

 
広い大きなドーム式駅の真ん中あたりに 変わった塗装の気動車が停まっていました。地下通路を走っていくとすぐ発車していきました。
乗客もホームに行き先のサインもないので、車掌さんに尋ねていたようです。あとで聞いたら、戦前のタトラ製近距離用DCだそうです。
 
 
 
 
 

 
そのあと、長距離用ホームに151形シュコダ製の電気機関車に牽引された列車が入線しました。151形は150形の派生機関車で
私も聞いた記憶はありますが、まだこんな塗装で現役でいたとは驚きでした。ČDのマークもなくいい雰囲気の機関車ですね。
 
 
 
 
 

 
上の写真の左側のホームに同じ151形が到着していました。 上と全く同機種機関車です。これは最新の標準色に変えられていました。他は
新鋭の機関車ばかりで、関心もなく(一応撮影はしましたが)、ホームでの撮影は終了しました。中東欧の国からも列車は来ていました。
 
 
 
 
 

 
ここは巨大なプラハの機関区の片隅で、サビで汚れた機関車がレストアのため駐留するエリアです。凸形の111形機関車がいました。
 奥のレストア済みで出庫を待つ151形のように、美しくブルーに塗装されて出てくるのでしょうね。珍しい機関車が並んでいました。 
 
 
 
 

 
さらに驚いたのは、1960年代に大量生産されたシュコダ製のソ連風スタイル機関車が現役で残っていたことです。まだ暫く使うのでしょう。
 
 
 
 
 

 
これはその一族の(もっと古い)123型ですが、運よく走行を捉えることが出来ました。旧ソ連の臭いがプンプンします。チェコでは古典機関車に属しますね。
 
 
 
 
 

 
これは機関区の一番端にいた、954形気動車です。これも複雑な経緯を持つ気動車で、私は詳しい説明は出来ませんが、旧ソ連からロシア
に引き継がれた「ラーダ」製造と聞いたことがあります。ロシアより高い技術を持ったチェコがなぜラーダの車両を買ったのでしょうか?
しかもこれは、レストアされて塗装も綺麗な出場したばかりの車両で、まだ使うようです。チェコの鉄道車両の歴史はよく分かりません。
昔は、赤とクリーム塗装だったようで、この頃の方が断然いいですね。
Řídicí vozy na našich kolejích: řada 954.0/954.2 | VLAKY.NET
 
 
 
 
 

 
最後にシュコダ製のバスの写真を。看板の意味が分かりませんが、前面窓下に「シュコダ」の文字が入っています。EU国のナンバー
 プレートを付けていますので、走れる状態なのでしょう。 新しそうなバスも見えますが、チェコは乗り物はとても大事に保存します。







1日目の夜はホテルで地ビールを注文しましたが、右のお酒は一体
何だったのかさっぱり覚えていません。ビールではなさそうです。

 
チェコの旧型トラムは別掲で
ありますのでご覧ください