私は元々「広島電鉄」のトラムに興味があったので九州の帰途は広島に泊まり、早
朝から、4月の経験をもとに、一番系統が集中する十日市町の三差路点まで行って
見張ることにしました。新型以外はすべて撮ることにして、前回撮れなかった車両
を目当てに、早朝から張りました。 5月末はもう日の出が早く、収穫も多かったと
思います。ここでは2回にわたって撮った、レアな車両をアップします。
これは広島に夕方着いて、ホテルに入る前に撮った黄昏の、もと京都市電です。京都市電には京都の言葉の書かれた副票がついていました。
朝、突然現れたのは神戸市電から来た、広電で現存1両の570形・582号でした。これに会えたのは奇跡と言う以外にありません。驚きました。
予備車となったと聞いていた3100形がやってきました。広電はみんな何か曰く因縁のある車両ばかりのようです。
神戸市電から移籍となり、これも1両しか在籍しないと言う1150形・1156号は朝のラッシュには結構走り回るようです。車内は満員でした。
いやはや驚きました、582号が通常運行してくれるなんて。大型の堂々とした車体です。この日は横川駅と広電本社前の7系統に入っていました。
ビル影が消え、順光で582号が横川から戻ってきました。普段は滅多に見れないと聞いていましたが、これなら昼までも撮れそうです。
すぐ戻ってくるので、一つ手前の本川町の電停上の陸橋から狙いすまして撮りました。反逆光だろうが何だろうが、しっかり撮ります。
そうこうしているうちに、いつの間にか750形・762号が入っていました。大阪大空襲を生き延びた被災電車で、これも現存1両です。
これも7系統ですが、4月1日はけっこう遅くまで走っていて、綺麗な角度でしかも順光で撮ることが出来ました。最高のポジションです。
これは原爆被災電車として有名な650形・651号です。綺麗に復元されたものです。現役車両は652号との2両だけ。この日は貸切だったようです。
これは4月1日撮影で、やはり朝方だけ7系統に入っていました。もう1両の652号も元気なのでしょうか。
これはそれほど古い車両ではありませんが、現存運用車はたった2両のようです。これは5月の今回、初めて見ました。
これはもう昼近くです。3系統に入っていて距離も長いので、折り返しは諦め、このあと三叉路を去る事にしました。これもラッキーでした。
最後は旧京都市電の1900形で締めました。撮れなかった車両も多いのですが、多分もうこれ以上は無理でしょう。(新型は全く撮っていません)