GothaCarの素晴らしい世界

今回のベルギーとドイツの旅は、蒸気機関車ではなく、もっぱら絶滅危惧にある古典的貴重トラムを追いかけました。
中でもイベント走行ではなく、日常でゴータの走っているところは、調べてみてもドイツでは2か所の路線しかありません。有名なのはチェコとの国境近くのKirnitzschtalbahnですが、ここは観光路線で多くの乗客が訪れ、昔のライプチヒで見た感激の東独ゴータとはイメージが全く違っています。しかし、このドイツ中央部にあるナウムブルグの全長2.5kmを市電が走る田舎町で古めかしい町並みの光景は、東独時代の活躍を彷彿とさせるに十分なゴータの路線でした。キルニッツシュタルバーンを2日で切り上げ、再度ナウムブルグに立ち寄りました。ここは本物のゴータの世界を味わえる唯一の路線でした。

 
 
ナウムブルグのゴータカー(2025・7・26)
 
平日、日曜は1両で往復しますが、土曜日(26日)は2両が運行します
 
 

 
市電はDB本線ナウムブルグ駅に接続していますが、これは駅前ホテルの階段のガラス窓から苦労して撮った、唯一上方からの写真です。
 
 
 
 
 
 

 
デポの付近はお城のような豪華な建物が並んでいます。土曜なので車が少なく、被りがなくて幸運でした。広告がちょっと派手すぎますね。
 
 
 
 
 
 

 
この帯は昔のオリジナルゴータに付いているのを数回見たことがありますが一部のゴータで、これはハーレ市電からやって来た車両だそうです。
基本的には譲渡される前の路線での塗装と装飾をそのまま残しているそうです。ハーレ市電には以前は随分、古典車両が集まっていたんですね。
 
 
 
 
 
 

 
う~ん、素晴らしい光景ですが、赤字の路線なので派手な広告も仕方ないですね。試しに広告を消してみたら、、おお!素晴らしい!(ウソ電です)
 
 
 
 
 
 

 
急カーブを曲がってきます。この青帯の淵の特殊金属が珍しいのだそうです。どこかで見た記憶があります。広告も穏やか目だし、いい感じです。
 
 
 
 
 
 

 
これもデポの近くで、歩道も両脇にあり、自転車に乗る人、犬の散歩で歩く人、など人は自然の光景なので全く気になりません。土曜のみ2台使用です。
 
 
 
 
 
 

 
この37号は、どういう角度で撮っても絵になります。基本、単行で走るところがいいですね。これなど、まさしく東独時代を彷彿とさせる1枚です。
 
 
 
 
 
 

 
51号はちょっと広告が目立つので、こんな感じで正面がちに撮ったほうがいいですね。レンガ造りの建物もいいし。ここはまさにゴータワールドです。








ここは終点のナウムブルグです。手前の階段がDBのナウムブルグ駅(Bahn Hof)です。土曜で2両が走っている割には閑散としています。




リンドナートラム特別走行時の通常運転のゴータ (23日)




23日(水)はリンドナートラムの特別走行がメインだったので、この色の38号はあまり撮っていません。道路は路上駐車が多く、右はカットしています。








23日は、初めて原形をよく保つゴータの現存に驚きましたが、改めて広告だけを消してみました。実際は脇に広告があります。(ウソ電ですのでご注意を)








ここはDB駅前の電停を出てすぐ右に曲がるところです。時折、真夏の日差しが出ます。ガラスの建物がホテルで、ここの階段上から数枚撮りました。



 
 
キルニッツシュタールバーンのゴータ (24、25日)
 
 
 

 
ここは完全に観光路線と化して、トレーラーを2両も連結して走っています。






ここは、観光地で、保養地でもあり、サイクリング、ハイカーたちが後を絶ちません。もちろん車も数珠繋ぎ。ほとんどの写真はトラックや乗用車が入っています。
ハイカーなどは歓迎ですが、右は両側通行道路で、この1枚は車の途絶えた瞬間でラッキーでしかありません。行先もLEDだし。トラムファンにすれば??かな。








車が途絶え、サイクリング車が並行してやってきました。トラムは30分に1本は来るのに、車が写っていない写真はこのくらいです。運の問題ですが。








これはもはや、ゴータの雰囲気ではありません。家族が珍しい電車?と記念写真を撮っています。系統幕は真っ白で行先のLEDも違和感ありです。

 
 
 
ということで、ここは2日で切り上げ、26日は再び「ゴータワールドに戻ったのです。