岳南鉄道の電気機関車
 

東海道線の吉原駅から出ていた岳南鉄道は製紙工場の貨物輸送の廃止と、乗客減により大幅赤字を出すに至り、鉄道部門だけを独立させて、今は「岳南電車」となっています。ここの写真はまだ電気機関車による貨物輸送が行われていた時代で、活発な雰囲気がありました。貨物輸送廃止前の電気機関車、特に古豪のED50形(ED501)の稼働時を撮りたくて、廃止直前に、工場のある比奈駅まで行きました。
   

2011年12月、2012年2月に行きました

 
 

人気のあったED501の正面です。異色の凸型小型機ですが日本製です。
 
 
 
 
 


朝から製紙工場は稼働していて煙突から蒸気を立ち昇らせています。ED501はこういう光景に似合っていました。 


 
 
 
 
 
昼に工場から荷満載のコンテナを牽引して比奈駅まで運び出します。誰もが撮ったお馴染みの姿ですが、私も超望遠で狙いました。
 
 
 
 
 

 
12月に行った時はED40が入っていて、これはもっと奥の工場から貨物を引き出してきました。どういう作業運用になっているんだろう。






 
 比奈駅構内で入れ換えに励むED40-3です。黄色い塗装にロゴの入った派手な機関車でした。これも12月です。あまり好きになれません。

 

 
 

 
岳南鉄道の乗客は、通勤通学者が殆どだと聞きましたが、昼は単行電車も閑散として、学生が殆どでした。

 
  
 
 

 
この日は(2012年2月)稀に見る好天気で富士山が昼間も綺麗に見えました。こんなマークを付けて元井の頭線電車が走りました。
 
 
 
 
 

 
平日は昼に1本、比奈駅から吉原駅に工場からの荷をワム数両で運ぶ列車があり、富士山をバックに撮れる場所がありましたが
この日は雲で富士山は隠れていました。この運用にED50 1が入ってくれると最高なのですが、入ることはなかったようです。
 
 
 
 
 

 
廃車間際の、まだ生きている時代のED50 1号機の姿です。もう間もなく運転終了となります。さようならED50 1。

 
 
 
 
 

 
ここは隣駅「岳南富士岡」駅ですが、これは更に古い、元国鉄のED29です。2011年末で、こんな風に静態保存されていました。