ドイツの保存鉄道の老舗



DEV e.v. 保存鉄道 

2019年9月、2022年8月
 

1966年、DEVはドイツ初の博物館鉄道を設立して以来、ニーダーザクセン州のブルッフハウゼン・ビルゼンとアセンドルフ(ブレーメンの南約35キロ)を結ぶメーターゲージの鉄道を走らせています。
ただ、鉄道ではとても行くのが不便で、ブレーメンから南に向かう東側のDB本線の特急停車駅アイストルプ駅からは乗り入れできるように標準軌道の支線が出ていたのですが、今は線路は残っているのでしょうか?また、西側を走る本線のジーケまで結ぶ線路がある筈ですが、線路や信号が何時も工事中で、必要な時だけ走らせているようでした。私が2回目に行ったときは、ビルゼンの町で市場が開かれていて、そのためにDCが特別にジーケから乗り入れていました。今はアイストルプまでの直通の運転はしていないようで、まさしく陸の孤島です。
また、この保存鉄道は、ホームページのイベント等の告知も、極めて分かりにくく、一体多くの保存車の何が走るのか、また古いDCも走る時があるのですが、どの形のDCが走るのかとても分かりにくいホームページです。ビルゼンにはホテルもなく、ガソリン代や遠くのホテル代を考えると、わざわざ訪問するのは割に合わない鉄道のような気がします。貴重な多くの機関車や、古いディーゼルカーも、動態で時にはすごい大集合のイベントもあるようですが、詳細を突き止めるのは相当の難関だと思います。
遊び程度で、のんびり見たり乗ったりするのがいいかもしれません。

 
 

 


ここが出発駅のビルゼンです。左が職員用、右下はレストランになっています。早朝なので、ひと気は全くありません。

 
 
 
 
 

やがて、V3と書かれたB形DLが出てきて、あれこれ入れ替えや荷物の運搬を始めました。今日は小型蒸機が走る筈です。

 

  


 
やがて給炭場に「HERMANN」と銘板のついた美しい小型タンクが姿を見せました。ここはこれだけの機関車を保存しています。凄いですね。 
車両 - DEV Deutscher Eisenbahn-Verein e.V. (museumseisenbahn.de)

 

 

 
 

今日この列車に乗るお客たちが集まってきました。ヘルマン号は客車を連結してホームにすでに待機しています。

 

 
   



線路はビルゼン駅から大きく南にカーブして緑の牧場を走ります。さっきの赤いDLが軌道試験車(らしき)を推進して戻ってきました。






 




しばらくすると駅方向から汽笛が聞こえ、美しい牧場を客貨車4両を牽引したヘルマン号がやってきました。車ではないので、まずはこれが最初の1枚です。 









次の列車まで時間があるので、駅に戻って食事をした後、2本目をやや違う角度で撮りました。次の駅まで探索で歩いてみましたが、
どうやらそこから勾配区間となるようです。ただ、民家も多く、もっと先がいいのですが、くたびれて歩く気力はありませんでした。






 
みんな似たような写真になりましたが、無理せず楽しむことだと思い、この後は並行する道路に出て、のんびり帰りました。








道路伝いに駅に戻り、車庫を見ると、私の好きそうなDCがいましたが、聞くと今日は走らないとのことでした。ドイツの地元で
調べないと、日本では一体どんな車両が出てきて、どんなサプライズがあるかも全く分かりません。DEVだけではないですが。




 
 
  
 

ここからは2022年の撮影になりますが、これが主目的ではなく、ダルムシュタットのビスマール見学の翌日、DEVに立ち寄った時です。







なんか私にはピンとこない、こんな型のDCの運転日でした。余り関心はなくこれが数往復します。終点アセンドルフです。








これでは乗りたいと思う客は少ないかもしれません。往復で車両を変えたり、動態でなくてもDLにけん引させるとか。工夫が足りないですね。







アセンドルフにある小さな小型車庫にビスマールが保存されていて、車掌さんが一生懸命説明していますが。。。。








これがジーケから来た筈の「HOYA鉄道」です。 元は東側の本線アイストルプからジーケ間を横断していた標準軌道鉄道ですが、既に
車両は変わっていてこの日はビルゼンで「市場祭」があったので、ジーケからの特別列車の様でした。旧型なのに塗装が派手すぎます。


昔はもっと盛大なイベントをやっていたようですが
どんどん縮小されます。どこも資金がないのです。