北海道 今は昔−4

長大なセキの入れ替えと組成が見られた沼の沢
 


これは80年代、沼ノ沢の東にあった 「夕張新炭鉱選炭工場」からベルトで送られてきた石炭を沼ノ沢構内のホッパーで 石炭積み込みを行って
いる光景です。ホッパーはこの後ろ側にあるので見えません。追分に運び出す石炭列車を組成するためにDD51と真谷地線のDD1002形が構内
を往来しているところです。清水沢からも列車はやってくるので ここで何本かの長大石炭列車に分けられました。 これには小回りの利く北炭
真谷地炭鉱線のDLまで使われて、誘導員の指示によりホッパーまでカラのセキを運んでいました。 夕張線の最終の石炭列車の出発駅でした。

 
 
  
 
 

 
ここも沼ノ沢の構内ですが、この時は真谷地の DD1002形ではなく、見慣れぬ「NO 01」と書かれた機関車がホッパーに向かってカラのセキ
を運んでいました。どうやら日立製のDLで、北海道炭礦汽船新鉱専用鉄道から転入したものらしく、私が見たのはこれが最初で最後でした。
この謎の01型DLは真谷地専用線では見たことはなく、閉山後もどうなったのか、ほとんど消息がつかめません。蒸気機関車の時代の沼ノ沢は
下記URLを参照してください。
                       炭鉱の蒸気機関車−なめくじ会の鉄道写真館 (itscom.net)







北炭真谷地鉱から1日数本の石炭運び出し列車が沼ノ沢まで走っていました。急勾配もあった専用線をDD1002は頑張っていました。