終焉近い中欧のトラム 2017・4

4月9日〜11日、タトラカートを撮りました
 
 

今回の渡欧は現地時間 6日の朝に到着し、ドレスデンを中心に8日の夕方まで蒸気機関車を撮りました。本命の18形機関車を撮ったあとは、もうすでに撮っている機関車ばかりなので、8日の夜にドレスデンから出発する、ウィーン行の夜行寝台に乗りウィーンの市電やチェコとスロバキアの、いわゆる共産圏時代の独特のトラムがまだ現役のうちに撮っておこうと計画し、最後はブラチスラバまで行ってしまいました。
地理も訳も分からず行きましたが、行って良かったと、帰国してしみじみ感じています。私のもう次はないかも知れません。

 

 
 
 
 
ドレスデンHbf、夜9時です。ウィーン行の寝台列車に乗り込みました。美しくカラフルな寝台列車でした。
 
 
 
 
 

2段式個室寝台です。とても清潔な車両で、とにかく揺れません。ベッド幅も広く、とても快適な寝台の旅でした。
 
 
 
 
 

 
ウィーンに早朝到着後、この日は古典トラムの走行イベント予定があったので 情報を取るため駅前のホテルに荷を預けてミュージアムに直行。
素晴らしいミュージアムでしたが肝心の情報は収集出来ず、市内の残存する旧型市電を撮ることにしました。 これは屋外保存展示の車両です。

 
 
 
 
 

 
ここの線路は大通りの両端にあります。古典的建物が並ぶメイン通りをウィーン独特のトラムが来ます。ここでは、とにかく場所を選びました。
 
 
 
 
 


駅名は看板に書いてあるのですが、読めません。これは旧型を黄一色に変えてトラムの目玉にしているようです。けっこう有名みたいです。
 
 
 
 
 

 
ポーランドのワルシャワにもあったのですが、観光馬車です。家族連れが乗っています。美しいところですね。
 
 
 
 
 


ここは国会議事堂前です。荘厳な建物の脇を、旧型トラムが来ました。光景に溶け込んで、議事堂と旧型トラムが一緒に撮れました。

 
 
 
 
 

 
折角だから、数少ない旧型をもう1回待ちました。しかしもう車両自体が少ないのでなかなか来ません。ウィーンでの最後のショットです。
 
 
 
 
 

 
場所は変って、ここはプラハの市街です。これぞ共産圏時代の遺物・タトラカートです。まだけっこう走っていました。ウィーンとは街も違いますね。

 
 
  
 

 
車が少ないので2両連結で狭い道路を堂々と走ります。大きなパンタ! 赤とクリームのツートン。共産圏時代では撮れなかった写真です。

 
 
 
 

 
さて、初めて訪れるブラチスラバ。駅ホームも狭く、そもそもHbfではありません。まず貧しい国という感じです。
 
 
 
 
 

 
初めてのブラチスラバは不安が一杯。とにかくタトラカートが走っていない。運転士にも英語が通じない。 どうやってスロバキアのタトラカート
を捉まえるか、大変な苦労をしました。要は昼は走っていないのです。ようやく3時以降に、どこからか出てきます。とにかく1枚は撮れました。

 
 

 
 
 

 
どうやら5番と6番に運用されているようで、その両方が走る区間に行きました。これは6番です。しかもクリーム色ではなく、白ですね。
 
 
 
 
 

 
トラムで移動して、絶対に撮りたい、オペラ座バックとのコラボ。そのために市街に戻りました。これも同じツートンですがキュービックですね。
 
 
 
 
 

 
疲れたので街角のカフェに入りました。夜はバーみたいですね。不思議にケンタッキーのジャック・ダニエルしか置いてありませんでした。
 
 
 
 
 

 
ヨーロッパではトラムは市民の足。子供から大人まで利用しています。ちゃんとドアを開ける時にはボタンを押すことは知っていますね。
 
 
 
 
 

 
ここはトラムの宣伝写真に出ていたので知った場所です。 国立劇場とタトラカートと一緒に撮りたいと思い30分以上も待ちました。この国立劇場は
荘厳な建物です。 本当はクリームとのツートンを望んでいたのですが、ただ夕方で太陽の日が強すぎて、思ったような写真にはなりませんでした。
 
 
 
 
 

 
最後の写真は、ミュンヘンから帰途につく前に1泊したザルツブルグです。旧市街をドナウ河が流れています。美しい! さようなら中欧!