ドイツ・プランダンプ 2017・4

17年4月6日〜8日、貴重な機関車を撮りました
 
 

去年も2回渡独しましたが、ドイツ・ザクセン州は観光資源として復活動態蒸気機関車の走行に力を入れています。
今年も正確にはドレスデンで「プランダンプ」は7日から9日まで開催され、それに伴って各種の動態機関車が走りました。当然、ドイツの各地から名機がやってくるので、実際は6日から10日まで送り込みや、帰路の機関車列車を撮ることが出来ます。
今回、私はまず到着と同時に、6日にネルトリンゲンからやってくる、世界の名機ともいえる、01形原型の、01 2066 をドレスデンまで追い掛けました。
01も早いので、追い掛けても撮影は2回が限度です。祭典の立ち上がりの7日は酷い雨で、撮影には苦労しました。問題は8日で、この日は撮りたい機関車が一斉に三々五々の方向に走り、全部撮るには計画にかなり無理が生じ、私はこの日はあまり走らない18形(ライプチヒ〜プラハ往復)1本に絞り、チェコまで追い掛けました。
今回の撮影で、唯一心残りは、この18形機関車が、公表されていた路線(そこで私は大動輪で特異なデフの18形を真横から撮ろうと、しっかり撮影できる場所を予定していたのですが)とは違う東側に並行する別線を走ったため、サイド狙いと3回撮れる予定が2本になってしまったことです。朝早く起きて現地に行ったのに、ものの見事に裏切られました。でも満足のいくプランダンプでした。

 

 
 
 
 
私の大好きな真横の角度です。これが6日、ドレスデン送り込みのツアー列車ですが、原形01のワグナー式デフ、一直線で車両限界一杯のボイラー、直径2mのスポーク大動輪、テンダには石炭も
見えます。トリミングしていますが初日の一番でこれが撮れただけでも大満足でした。 当然今は亡き「ドイッチェライヒスバーン」のプレート、そして往時のままのコンピューターナンバープレートでした。

 

 
 
 
 

ここでは平凡ですが、編成写真をノーマルで撮ろうと同日、2回目の撮影地に行きました。見事に復活された 01 2066 号機です。早いです!
 

 
 
 
 

 
翌日の本来、ドレスデン・アルトシュタット機関区での祭典初日は、なんとかなりの雨でした。雨中、好きな機関車だけ撮ることにしました。
 
 
 
 
 

 
雨はますます酷くなりました。もう機関区であちこち撮る状況ではなく、これも完全に雨が写り込んでいます。しかし、これだけは1枚。
 

 
 
 
 


帰り際、機関区の場外に、アメリカからのスクールバスと思われる譲渡バスがいました。貸切用の宣伝に置いてあったようです。


 
 
 
 

 
初日の午後、チェコのジェチンまで特別列車が走りました。かなりの雨で暗く、絞りも開放に近い条件で撮りました。ここは何回も行っている
のですが、激しい雨中に屋外での撮影は無理なので、石造りで趣のあるクリッペン駅通過を撮りました。 この機関車も旧東独の名機です。


 
 
 
 

 
ジェチンからの復路の列車は1時間遅れで夕方6時を過ぎると言う悪条件。寒くて手はかじかむし、雨は激しくなるし。  同じクリッペンで

 
 
 
 
 


問題の8日です。私は他の列車は捨てて、この18形をプラハまで追い掛けました。初めて見る旧東独の18形。爆煙でやってきました。 

 
 
 
 
 

 
復路の場所も決めていました。これはプラハ郊外の田舎駅ですが、廃車が始まっている60年代製造の123形機関車が来ました。ラッキー。

 
 
 
 
 

 
引いて、もう一発標準で。煙は吐かなくても、18形の特徴が良くわかります。次回があれば、是非サイドを狙ってみたいと思っています。
この機関車のサイド撮影は是非ものです。今年も楽しかったプランダンプ。 私は今晩の夜行でウィーンに行きます。さようなら、ドイツ。