アドリアEXの特別牽引機関車


各国の機関車の中で希少な蒸機を撮りました
 
 
2016年9月10日・9月15日撮影

 

今年、ドイツから中欧を中心に走った、特別列車(アドリア・エクスプレス)は、各国の動態保存機を駆り出して、食堂車を含む堂々の7両編成を牽引しました。
これは各国内でも次々に機関車が変ると言う趣向のツアー列車で、各国を追い掛けるのは可能ではありますが、実際に敢行するのは大変困難であり、莫大なおカネもかかるので、ターゲットを絞って希少な機関車だけを狙いました。このツアーの主催の社長も見ましたが、凄いことをしっかりやると言う事では各国に信頼が厚いのでしょう。
特に、スロベニア鉄道の06は途中機関車の発熱で途中でリタイアしましたが、追い掛けた甲斐は十分ありました。
 
 
 
 
 

 
まずは今年のドイツプランダンプでも走った、旧東独の01−519牽引列車です。ドアップです。 Crailsheim (クライルスハイム)付近)  10日
 
 
 
 
 

 
Singenからは予定通りもとフランス国鉄の141R1244 ミカドが牽引します。すごいブラストで通過して行きました。  Singen付近  10日
 
 
 
 
 

 
これは追い掛ければもう一度撮れると思って追い掛けたらなんとか追いつきました。  Winterthur(ヴィンタートゥァー)付近  10日
 
 
 
 
 

 
そのいきさつは良くわかりませんが、もとフランスの機関車が今はスイスで保存されています。乗務員も嬉しそうに手を振っています。
 
 
 
 
 

 
列車はイタリアからスロベニアに入り、夕刻、首都リュブリャナに33形(ドイツ52形に類似)牽引で到着しました。  リュブリャナ駅 14日
 
 
 
 
 

 
イタリアでは猛暑と乾燥のため蒸機は途中ですぐ禁止されDL牽引に替りましたが、スロベニアでは予定通り33形が牽引しました。
 
 
 
 
 

 
 翌日はリュブリャナから待望の06形がマリボルまで牽引します。ドイツ機とは違った美しさがあります。  Kresnice付近 15日
 
 
 
 
 

 
さらに次駅で停車するので追い掛けました。どうやら動輪前部に発熱があるらしく、機関士はどうするか思案していました。 Litija駅
 
 
 
 
 

 
定刻5分遅れで06牽引列車は出発して行きました。後で知ったのですが、これも途中駅で離脱。DLに替わりました。私は運が良かったのかな?
 
 
   
他にも牽引機関車はたくさんあったのですが、あまり好きでない
旧西独の01202や52形などは今回はパス。いずれまたドイツの
プランダンプで走るでしょうから。イタリアの機関車が、山火事警報レベル5ですぐDLに変ってしまったのは残念ですが、こういう趣向のツアーは素晴らしいですね。
問題は、どのルートで何時に走るかが公表されない(乗客だけに
は知らせますが)ため、直前でないと撮影ファンには分からない
(特に日本では)のが難点です。