ペコりん、星になる



1993年の七夕、アングルとシャガールの間に、5匹のゴールデンが生まれました。
長女のペコりん(左奥)と弟たち(右から赤彦、のらくろ、縞彦)はすくすく成長していきました。後に、赤彦はマロン、のらくろは幸多郎と名付けられ、それぞれ新しい家庭で幸せに暮らしています。
ペコりん(左)と縞彦。弟の縞彦も白ネズミも新しい家庭へと巣立って行きました。
叔父のクロード(左)と一緒に。ペコりんには遊び相手や、お世話係がたくさんいて、毎日が”ペコりんピック”! 元気に走り回るのが日課でした。
そんなペコりんもお年頃になり、1995年2月2日、叔父のラファエロとの間に2匹のメスをもうけました。りんりん、らんらんです。少し前に出産した祖母のモネ(左)から、子育てを教わるペコりん。祖母に育児を丸投げしていたわけではありません。
ペコりんに続いて、3日後に出産した母アングル(中央)も加わり、親子3代子育ての図。人間社会では、ありえない光景です。
モネは1匹、アングルは5匹出産しました。ペコりんの育児室が、なぜか祖母と母に占拠されてしまったような気がします。
娘のらんらんとくつろぐペコりん。
初めての出産から1ヶ月がたち、ペコりんも子育てに慣れてきました。
ペコりんは生涯に4度の出産を経験しました。9匹中、4匹のみが無事に成長。
母のアングルは多産でしたが、ペコりんは、祖母や姉のあさり同様、少産でした。
愛嬌たっぷりで、人懐っこいペコりんでしたが、外出嫌いが悩みのタネでした。
病院に行く時も、玄関先で倒れてしまうくらいの恐怖症。
公園デビューは夢のまた夢でありました。
ペコりんにとっては、うちの中が楽園だったのでしょう。
いつも元気で機嫌のいいペコりんでしたが、3年ほど前から、口元の腫瘍と肥満が目立ってきました。外には出ないけれど、お正月は晴着を着たりもしてくれました。
いつも祖母のモネと母のアングルと毛づくろい合戦をしていたペコりん。
祖母と母を亡くしてから、寂しげな姿でいることが多くなりましたが、今は2匹に囲まれ、再び幸せな日々を取り戻していることでしょう。お外が嫌いだったペコりん。そんなペコりんも、天に昇ってしまいました。

AB-Factory's Blazing Star
1993年7月7日〜2008年8月31日
夏の夜空に明るく輝く金色の星を見つけたら、それはペコりん星かもしれません。


ペコりんの軌跡

2001年12月 楽しいクリスマス クリスマスパーティ in 自宅
2006年12月 楽しいクリスマス 自宅にて

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