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このページでは、私の少ない知識ですが、今後オートキャンプやファミリーキャンプを始められる方の参考になるように、私も色々な種類があり判らなかった道具に関して記載したいと思います。
各々の利点や欠点を知ることで、自分のキャンプスタイルに合った選択をすることで、楽しいキャンプ体験ができることを望みます。

このページでは、
に関し記載します。
シュラフって何さ?
Schlafって書くようなのですが、この読みはシュラフとシェラフで2分するようです。
メーカーやネットショップでも両方使用しています。
どちらが正しいのかは別として、日本語では寝袋とも呼びます。
ようはテントなどで寝る時に使用するお布団ですね。

作りは普通の布団と変わりはありません。袋の中に綿が入った構造です。中綿の種類も通常のお布団同様に化繊や羽毛になります。ただ外での使用になるため、綿や羊毛の綿は無いようです。(あるのかな?)

違いは敷布団と掛け布団が接続され、袋状になっていることです。
これにより掛け布団と敷布団の隙間から冷気が入り込むようなことを防いでいます。
また、袋の形状からマミー型と封筒型に2分されます。
【マミー型】
身体に密着するような形状でエジプトのミイラの棺おけのような形状で、頭ままで被うことが可能であることから、密着度が高く暖かく就寝することが可能です。
反面、寝返りをうつのもシュラフごとって感じになり、窮屈感があります。(モンベルのスーパーストレッチのように窮屈感を緩和した製品もある)
 
【封筒型】
その名の通り上下の布団をつなぎ合わせ、長方形の封筒と同じ形状をしています。その形状から窮屈感はありませんが、密着度が低いことで、冷気が肩口から入り、暖まりにくいといった欠点もあります。(フリースを襟口に掛けるなどの対策が可能)
重要なのは外で寝るために使用するので暖かさになります。単なる布団でも家の中での使用とは違いますから。

その暖かさは中綿の量と材質により変わります。中綿が多いほど暖かいですし、化繊より羽毛の方が温かいです。最近は化繊でも空気層を多く取り込むために、羽毛の特製に似せた材料も開発されているので、一概には言えませんが。
その暖かさを示すため、カタログなどには使用可能温度というものが記載されています。
この使用可能温度が曲者で、何とか使えることは使えるが快眠までできるかは保証の限りではないって感じです。
ようは、この使用可能温度での使用は寒くて使い物にならないってのが実情です。
この辺りを理解し、暖かく就寝するための工夫が必要になります。
工夫としては、中にシーツや毛布を入れ込む方法と外側にシュラフカバーを被せる方法、2枚のシュラフを重ねるシュラフinシュラフといった方法もあります。

よって、ファミリーキャンプでは寒い時期のためにやたらと高価な極低温対応などを購入する必要はないと思います。バックパックや登山を前提にした、携行荷物の量に限りがあるのならば別ですけど。
ランタンって何さ?
ランタンはキャンプサイトでの電灯になります。家庭では電気式の蛍光灯や白熱灯になりますが、野外では電気がきているとは限らないため、燃料を燃やして明かりにとする燃焼系のランタンが一般的です。色々な種類が各メーカーから販売されていますので、合わせて各メーカーのカタログやオンラインカタログを参照すると良いでしょう。

ランタンの燃焼(発光)は、燃料によりマントルと呼ばれる化学繊維でできた袋を燃やすことで発光します。
理科の授業で習ったと思うのですが、竹を燃やした消し炭を発光させたのが初めての電灯でしたが、それと同様にマントルは燃やすと発光するものです。
マントルはから焼きといって、一度燃やしてから使用します。から焼きする前は単なる網状の袋なので、取り扱いは楽ですが、一度から焼きしてしまうと、ほんの小さな衝撃でも壊れてしまいますので、取り扱いには注意が必要です。
また、予備のマントルは常備するようにしましょう。ちょっとでも破れたマントルは、異常燃焼の元となる、異常燃焼によるホヤの破損などにも繋がるので、必ず交換をする必要があります。
また、このマントルを含めた燃焼部分を保護するためにホヤと呼ばれるカラスや金属メッシュのカバーが掛けられています。このホヤや最上部のベンチレータ部分は点灯中とても高温になっているので、手を触れないように注意する必要があります。また、ガラス製のホヤは、高熱時に水がかかったりすると割れますので、水がかからない注意も必要でしょう。

ランタンはその使用用途により数種類に分かれています。
大きくは燃焼系と電池式の2種類ですが、他の区分けも存在します。
例えばメインランタンとテーブルランタンやサブランタンといった区分けやオールドランタンといった昔のランタンを区別する言い方もあります。
使用する燃料による区分けが一般的ですね。(燃料に関しては後述する【燃料の種類】を参照)

宿泊キャンプでは最低ひとつのランタンは必要と思ってください。懐中電灯でも何とかなりますが、懐中電灯は一箇所を照らすものなので、キャンプサイトでは不便です。
ひとつのランタンを選択するのであれば、燃焼系のランタンは一酸化炭素中毒の問題があり、テントの中では使用不可なので電池式のランタンが良いでしょう。外でもテント内でも使用できますので。
電池式であっても蛍光灯やクリプトン球、LEDなど数種類があります。
電池寿命や明るさ、白色光か電球色かなどの違いがありますので、好で選ぶしかないですね。

メインランタンとテーブルランタンの区分けですが、これは明るさと大きさによります。
サイト全体を照らす100W(150CP)以上の明るさのものをメインランタンと呼ぶことが多いようですね。ワットは家でもよく使うと思いますがCP:キャンドルパワーはあまり使いませんね。これは1CPがロウソク一本分の明るさってことです。上にあるように100Wが150CPくらいなので、100W電球2つ分の200Wなら300CPくらいと覚えると良いと思います。それ以外にルックス表示のメーカーもあります。350ルックスが100Wくらいだと思います。
100W以下のものをテーブルランタンとして、その名の通りテーブル上を照らすのに使用します。
このメインランタンをちょっと離れた距離に設置し、テーブル上にテーブルランタンを設置する配置が虫の来ないレイアウトと言われています。
ようは大光量のメインランタンを遠くに設置し、そちらに虫を集め、テーブルの方には来ないようにするというものです。
サブランタンはメインランタンでサイト全体を照らせない場合などに、もうひとつセ設置する場合ですね。こちらは100W前後の明るさではないでしょうか。

燃焼系に関しては、その燃料の特製の違いが全てです。今現在ガソリンや灯油とガスでの明るさの違いは殆どなくなりました。
ガソリンなどの燃料の方が気温や気圧といった外的要因の影響が少なくプレヒートが必要なのでちょっと面倒、ガスは使用法が簡単といった違いですので、後述する【バーナー】などとの燃料の統一で選ばれるのが良いでしょう。

【メーカー提供の参考リンク】
スノーピークオンラインカタログのストーブ内のFAQやガスのところ:ストーブに関する情報を掲載
コールマンコールマンスタイル用語解説:ランタンの種類や燃料の違い、レイアウト方法などが掲載
バーナーって何さ?
バーナーとは家の台所にあるコンロ(ガス台)のことを言います。
ようは料理を作る際の煮る、焼く、蒸す、炒めるを行うための火です。
メーカーによっては、バーナーではなくガスコンロやストーブと呼ぶ場合もあります。
コックさんなどはストーブって呼びますよね。

【カセットコンロはキャンプで使える?】
家庭でも冬場の鍋の時期などに使用するカセットコンロがありますが、これとキャンプ用のバーナーの違いは、低気温で使用できないことと、風対策がなされているか?の違いになります。キャンプ用は寒いところでも着火できる工夫や風を避ける工夫がなされておりますので、カセットコンロでもキャンプは出来ますが、できればキャンプ用を用意したいところです。シングルバーナーひとつでも良いので。

【バーナーの種類】
さてキャンプ用品の場合、燃料の違いによる分類とバーナーの数による分類があります。
燃料系の場合、大きくはガス式とガソリン式(灯油なども含む)に大別されます。
バーナーの数としては、ツーバーナーとシングルバーナーに分けられます。
最近は家庭用同様スリーバーナーなんてのもありますが。

ツーバーナーの場合には、ガスかガソリンが殆どです。ツーバーナーの代表はコールマンのパワーハウスツーバーナーでしょう。ガソリン式を使われている方の殆どはこれを使用しているのではないでしょうか。
シングルバーナーは、バーナー部分がひとつであることから、携帯性が良く、登山やバックパッキングでザックに入れて持ち運ぶことが前提(古くは軍隊用だった)であることから、燃料も豊富でガソリン(白ガスや自動車用ガソリン)、ガス、灯油(ケロシン)、航空燃料などが使用可能なものもあります。

どれも煮炊きをするといった目的では違いはありません。

燃料の違いによる違いと携行性の違いのみです。細かくは火力の違いや五徳の大きさなどはありますが。

【ガス式とガソリン式の違い】
  • ガソリン式はガス式と異なりプレヒートというものが必要
  • ガソリン式はメインバーナーを使わない時にサブバーナーが使えない
  • ガス式は気温や気圧の影響を受け易い
液体のガソリンをガス化するために暖める作業がプレヒートであり、サブバーナーはメインバーナーの炎でガス化させるため、サブバーナーのみの使用ができないのです。
この違いから火力だけではなく、メイン以外に使いたいってことでサブバーナーという名称なのでしょう。
ガス式はどちらでも使うことができます。ですが気温や気圧の影響を受け、冬時は使えない、または火力が落ちるといった違いがあります。

焚火や炭火で料理をする醍醐味はあるのですが、火付けや後始末、細かな火力調整などを考えると、やはりバーナーは欲しいところですね。

【何を選んだら良い?】
これは難しいです。ツーバーナーは家の延長のようなので、シングルバーナーでロースタイルが良いって方もいますし、やっぱガソリン式でしょって方や簡単なガス式がって方と千差万別です。
我が家は簡単さでガス式のツーバーナーがメインです。ポンピング無しで設置して直ぐ使えますから。
それとは別に撤収後のコーヒーやオイルフォンデュやチーズフォンデュ用にシングルバーナーも持っています。ようは自分の使い方に合わせて選ぶしかないですね。
あとはメーカーの好みでしょう。

【メーカー提供の参考リンク】
スノーピークオンラインカタログのストーブ内のFAQやガスのところ:ランタンに関する情報を掲載
コールマンコールマンスタイル用語解説:バーナーの種類や燃料の違い、レイアウト方法などが掲載
燃料の種類
キャンプ用の燃料は多岐に渡ります。
電気のないところで煮炊きをすることと、軍事用やサバイバル、登山、バックパッキングなどでの使用用途も含まれるので、その入手性などで色々な種類の燃料を選択可能になっているのでしょう。
ガスガソリン(白ガス:ホワイトガソリン、自動車用ガソリン)や灯油(ケロシン)、軽油(ディーゼル)、航空機燃料オイルアルコールロウソクなど様々です。
とにかく燃える燃料は軒並み大丈夫って感じですね。
でも、オイルやアルコール、ロウソクはランタンのみです。ロウソクの炎で煮炊きはできませんものね。
オイルランタンやロウソクランタンは、明るくはないですが、雰囲気の良い明かりを楽しむことが可能です。夜遅い時間などは、大光量のランタンは他の方に迷惑なので、キャンドルランタンなどでのんびりまったりとってのも良いです。

さて、話がそれましたが、代表的なガスとガソリンに関して、その違いを記載していきます。灯油や軽油などは、殆どガソリンと異なりません。入手性や値段の違いが大きいです。灯油や軽油はスス(黒煙)が出るってのはありますが。

【ガソリン】
キャンプ用は自動車用のガソリンと区別し、白ガスやホワイトガソリンと呼ばれるものです。自動車用のガソリンは灯油と間違わないように赤色に着色されていますが、白ガスは着色されず透明なことから、区別して白ガス/ホワイトガソリンと呼ばれています。簡略化しWGと記載する場合もあります。
自動車用のガソリンとは精製の過程と添加物が異なるようです。
自動車用のガソリンを使える機器も緊急時用としてで、通常使用はWGを推奨していたりします。燃料の詰まりなどが発生するようです。
ガソリンを燃焼するためには、まずポンピングといって、タンク内に空気をポンプで送り込み、圧力をかける作業が必要です。これにより霧吹きの要領でガス化していきます。機器により違いはありますが、50回〜100回程度のポンピングが必要です。
次にプレヒートといって、暖める行程が必要です。暖めることによりガス化を促進し、安定した火力が得られます。
ですが、この作業があるため、気温が低くても、高地で気圧が低くても、安定した火力が得られるのがガソリンの最大の強みです。それにガスに比べ安いのと、4リットル缶でかなり持つため、ガスボンベやカセットガスを何缶も持ち運ぶ必要なないことと、空き缶などのゴミが少ないといった利点があります。

【ガス】
家庭用のカセットガスとメーカー純正のガスボンベの2種類があります。
実際にはガスボンベのコネクタの形状がT字だとかの違いはあるのですが。
メーカー純正のガスボンベは、気温の影響を少なくするために、数種類のガスを混合し、気温が低くても燃焼するように工夫しており、さらに寒冷地用のガスや液状でボンベから出し、バーナーの口近くでガス化することで、氷点下でも火力が得られるような工夫がなされていたり、カセットガスを低温でも使用可能なように、ブースターと呼ばれる缶を暖め、ガスの気化を促進する仕組みなどを導入し、気温変化に強い仕組みも導入されていますが、ガソリンに比べ気温変化の影響は受けてしまいます。
ですが、ガソリンのようなプレヒートもポンピングも必要なく、バーナーにボンベを装着すれば直ぐ使えるといった利便性が最大の利点です。ボンベの値段が高いことと、1缶で一晩のランタン燃費とすると、2泊3日で2缶は最低必要なので、嵩張るってのが欠点ですね。
ガスはメーカーにより色が違うのですが、その色にちなんでファンクラブがあったりします。
今はコールマン社の部門となったキャンピングガスのBlue Can Clubプリムス社黄缶会などがあります。

最後に燃料系の機器(バーナー/ストーブ、ランタンなど)の燃料は統一することをお勧めします。
ガソリンとガスの両方を持つことは、それだけ荷物が増えるからです。また、1種類であれば、予備はひとつで流用が可能ですが、2種類だと予備も2種類必要になりますから。
ガスやガソリン共に、メーカーの推奨は自社製の燃料を使用することになっています。その意味では、燃料の種類だけではなく、メーカーの統一まで必要になってしまいます。
これはガソリンの添加物やガスの配合の違いに最適なように機器が作られているからのようで、他社製だと目詰まりの原因や火力不足などの危険があるようです。ビデオの世界のVHSとベータのようで面倒ですね。

【メーカー提供の参考リンク】
スノーピークオンラインカタログのストーブ内のFAQやガスのところ:ランタンに関する情報を掲載
コールマンコールマンスタイル用語解説:バーナーの種類や燃料の違い、レイアウト方法などが掲載
燃料はガス?orガソリン?
上記【燃料の種類】で記載したように、燃料の違いによる利点欠点が存在します。その違いを理解され、ご自分のキャンプスタイルにあった燃料を選択するというのが回答になります。私が見る限りでは、世の中もガス派とガソリン派に2分され、どちらが主流ということも無いようです。
入手性はガソリンが一番だと思います。
どこのアウトドアショップに行ってもホワイトガソリンは売っていますし、キャンプ場の売店やDYIショップなどでも売っています。
カセットガスはコンビニとかでも入手できますが、メーカー製のガスボンベ式はあまり売っていません。大きなアウトドア専門店でないと売っていない場合もあります。
その中では、コールマンのボンベは入手性は良い方だと思います。
スノーピークやプリプス(黄色缶)などは売っているお店が少ないですし、キャンプ場の売店でも同じく少ないです。

それでもということで、個人的に選ぶ基準を上げるとすれば、
【ガソリンを選んだ方が良いケース】
気温の低い時期にキャンプに出かける
登山が趣味で高地でバーナーを使いたい
ポンピングやプレヒートがないとキャンプじゃないと思う
オールドランタンが欲しい
ゴミをあまり出したくない
近場にアウトドアショップなどがないキャンプ場に行くことが多い
荷物を減らしたい
 
【ガスを選んだ方が良いケース】
ポンピングやプレヒートは面倒
ぼわぁと火がつくのが怖い
寒い時期や高地にはキャンプに行かない
とにかく簡単便利が良い
給油が面倒
といったところでしょうか。
ちなみに私自身はガス派です。
簡単便利が良いのですが、最近寒い時期にキャンプに行くとガスでは火力が出ないことと、コールマンの限定ランタンを入手したことから、ガソリンも増え出しています。

【メーカー提供の参考リンク】
スノーピークオンラインカタログのストーブ内のFAQやガスのところ:ランタンに関する情報を掲載
コールマンコールマンスタイル用語解説:バーナーの種類や燃料の違い、レイアウト方法などが掲載
ペグあれこれ
ペグはテントやタープが風で飛ばされないようにするため押さえる杭(釘)のことです。
使用するサイトの地面の状態により使い分けるため、材質や形状により複数の種類があり、各々で長さの違ったものが用意されています。
地面に刺し止める用途から考え、できるだけ長いものの方が抜けにくいといえますが、その反面、長いと収納に困るといったことがあります。

材質は金属製とプラスチック製に大別されます。
メーカー製のテントやタープに付属しているのはプラスチック製が多いと思います。

プラスチック製が軽いのですが、固い地面には刺さらないといった点があります。
逆に金属製は固い地面にも刺さりますが、重く持ち運びが大変なことが上げられます。

さらに金属製は比較的軽いジュラルミン製やチタン製、アルミ製といったもがから、スチール製や鋳鉄性まであります。軽いものは曲がり易いといえます。

また材質によるメンテナンス性の違いもあります。当然スチール製は錆びますので、汚れを落とし良く乾燥させておくことが大事です。プラスチックやアルミ、チタンなどは錆びませんが、破損や曲がり易いといった特徴もあります。錆びないといっても、必ず使用後は土などをふき取っておくようにしたいものです。

形状は単なる丸や四角の棒状から、V字型やT字型や十字型にすることで抵抗を大きくし、抜けにくくした形状のものまで用意されています。

キャンプ場ガイドなどにも適用ペグといった記載がありますよね?
各々の特徴を以下に簡単にまとめてみます。

ペグの種類 特徴
プラペグ テントやタープに付属で付いてくるのは殆どがプラペグです。
芝生や土の柔らかい地面向き
V字やT字で保持力はあるが硬い地面には使用できない
また、鉄や銅製のハンマーでは破損するため、プラハンマーやゴムハンマーの使用が前提
長さは20p〜30p程度がラインアップ
ピンペグ 固い地面向けでテントのボトム用などに付属することが多いペグ
アルミ、ジュラルミン、スチールなど材質も多種類出ている
柔らかい地面では、長さが無いと直ぐ抜けるので不向き
長さは20p程度が多いが、スチール製は30cmもある
スチール製は小石混じりの固い地面でもOKであるが、それ以外はあまり硬い地面だと細いものが多く、アルミ製は特に曲がり易いので注意が必要
打ち込むにはスチール製以外はゴムハンマーが向いている
V字ペグ 断面がV字型であることからこの名称がついている
やや硬い地面から芝生などの柔らかい地面まで対応する
V字型の形状から、抜けにくい特徴がある
材質はジュラルミン、チタン、スチール、プラスチックなど
ジュラルミンとチタン製は20p程度まで。30cm以上はプラとスチール製
T字ペグ 断面がT字型であることからこの名称がついている
V字同様、その形状から抜けにくい
やや硬い地面から芝生などの柔らかい地面まで対応する
プラペグにこの形状が多い
短い20p程度まではジュラルミンやチタン製が多いが、30cmなどの長いものはプラスチック製
ネイルペグ 太くて長い釘の頭にプラスチックのフックが付いたようなもの
スチール製でやや柔らかい地面から固い地面まで対応する
スチール製なので、多少の石混じりでも平気な万能タイプ
長さは30p前後
個人的な感想では、頭のプラスチック製のフックが破損し易く抜くのが大変なので好きではない
スチールペグ ピンペグの30pものをスノーピークで呼んでいる
小石混じりの固い地面向き。長さがあるので多少柔らかい地面
でもOKであるが、断面が丸形状なので泥濘には弱い
鋳造ペグ スノーピークのソリッドステークスが代表格
コールマンでも製品を2005年から販売開始
最強のペグと言われるだけあって、どんな硬い地面にも打ち込める
アスファルトもOKと言われている
長さは20p〜50pまで用意されており、タープのメインポールは40p〜50pを使用すると不安感が無くなる
断面が丸形状なので泥濘には弱い
その他 特殊用途で砂地でのスクリュータイプのもよや、ペグが聞かない砂地や雪上で使用する十字ペグなどがある
その他、犬を繋ぎ止めておくために、リード接続部分が絡まないよう稼動タイプに工夫されているものなどがある。


また風の強さや地面の状態で長さを替えて使いますので、複数の長さを用意した方が良いです。長いペグを途中まで刺して使用するのは、梃子の原理からいって抜け易いので危険です。
土中に岩などがあり、長いペグが刺さらない場合には、短いペグを使用した方が無難です。

このように状態に合わせ使い分ける必要があるので、色々な種類や長さのペグを余分に用意し、必要に応じ最適なペグを使用したいものです。

また【強風対策】で記載したように、補強の張り綱をする場合や曲がることもあるので予備のペグは重要になりますので、必ず用意するようにしましょう。
直線上に配置
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