セガサターン用シューティングゲーム「デスクリムゾン」には多くの専門用語が使われています。
その数は膨大で、分野も人物・道具・言葉・地名など多岐に渡ります。
そしてすべての言葉に共通していることは、どの言葉もエキセントリックな魅力を持っているのです。
ここでは、そんな興味深いデスクリムゾン用語を、分かりやすく簡潔にまとめてあります。
なお、情報の少ない語句は、著者の想像でつなぎあわせた部分も多少ありますが、ご了承ください

☆この記事は、デスクリムゾン２発売以前に書かれたものです。☆

人物　　言葉　　地名　　道具　　その他

デスクリムゾン【ですくりむぞん】
エコールが発売した、ポリゴンシューティングゲーム。ゲーム内容は、襲いくるクリーチャーを
「クリムゾン」と呼ばれるガンで倒し、悪の大元である「デスビスノス」の宇宙船に乗り込み、
それを討つというもの。美しい３ＤＣＧと音楽、銃が進化するという全く新しいシステム、
遊びごたえ満点の難易度は間違いなくプレイヤーを主人公「コンバット越前」と同化させてくれる。

人物

コンバット越前【こんばっとえちぜん】
「デスクリムゾン」の主人公。本名「越前康介」。
１９６６年５月５日生れ　２９歳　Ｏ型　身長１８１センチ　体重７０キロ。
好きな食べ物は焼きビーフン。職業は元傭兵、現在は医者。
性格は、抑えてはいるが冒険心旺盛な一匹狼。
正義感・勇気ともに平均以上だが、カッとしやすいところもあり、計画的人生より
行き当たりばったりの人生を選んでしまうタイプ。女性の扱いは苦手。
１０年前、マルマラ国の傭兵として戦闘に参加していたがマルマラは敗北、
戦友のダニー、グレッグと逃亡中偶然逃げ込んだ遺跡で進化する銃「クリムゾン」を手に入れる。

ダニー【だにー】
コンバット越前の戦友。１９６０年８月９日生れ　３５歳。
遺跡で「宝石」を手に入れる。現在はサロニカの町の実業家。

グレッグ【ぐれっぐ】
コンバット越前の戦友。１９５８年６月７日生れ　３７歳。
遺跡で「古文書」を手に入れる。現在はリムブルク大学の教授で考古学者。
三人組の中では一番の年長者。

デスビスノス【ですびすのす】
「デスクリムゾン」の最終ボス。機械が究極の進化を遂げた生物。
コンバット越前の持つクリムゾンを狙う。

ムササビ【むささび】
デスクリムゾンにおける、撃ってはいけないキャラ。誤って撃ってしまうと、
生意気に人語で「オーノー」と悲鳴を上げ、ペナルティとして越前のライフを強制的に一個奪っていく。
敵の群れの中や、敵を囲んで群れで浮かんでいたりして非常にやっかい。
これはムササビではなくももんがではないかという意見もあったが、某書籍の中でエコール
（デスクリムゾンを製作した会社）は、「あれはムササビです」と回答している。

白い民間人【しろいみんかんじん】
白い服を着た一般市民。デスクリムゾンにおける、撃ってはいけないキャラ。
誤って撃ってしまうと、さわやかに「オーノー」と悲鳴を上げ、ペナルティとして越前のライフを
強制的に一個奪っていく。（ちなみに越前の最大ライフ数は三個）
クリムゾナーの間では、佐藤と呼ばれ、親しまれている。

佐藤【さとう】
白い服を着た一般市民「白い民間人」の愛称。

アッシム【あっしむ】
コンバット越前とふとした事から友情を交わしたらしいが、ゲーム本編には登場しない。
「アッシムの館」のステージには、ムササビがたくさん登場することから、
「ムササビがアッシムではないか」と言う説もある。

フライ・リハード【ふらい・りはーど】
コンバット越前が一番最初に戦うことになるボス。緑色の皮膚を持つ翼の生えたトカゲ様の生物。

ムーラ【むーら】
ボス敵。ムカデに似た巨大な生物。

ヘブンハリヤード【へぶんはりやーど】
ザコ敵。らくだに乗った傭兵隊。コンバット越前の過去の敵。

アーマーボーグ【あーまーぼーぐ】
ザコ敵。鎧に身を包んだ兵士。

フリントメッツオ【ふりんとめっつお】
ザコ敵。爆弾作りの名手。爆弾を投げてくる。

ノキアス【のきあす】
ザコ敵。遺跡を守る小人族。

言葉

聖地【せいち】
エコールソフトウェア、もしくはアゼリアタワー、大阪府池田。聖地巡礼と称して、
ここを訪れるクリムゾナーも多い。

デス【です】
「デスクリムゾン」の略称。

デスクリ【ですくり】
「デスクリムゾン」の愛称。

デス様【ですさま】
「デスクリムゾン」の敬称。

帝王【ていおう】
「デスクリムゾン」の敬称。ただし皮肉を込めて使う場合もあるので注意。

〜デス【です】
クリムゾナーは「デスクリムゾン」にちなんで「〜です」をカタカナにすることがある。
例「まったくデス。」「そうデスね。」

クリムゾナー【くりむぞなー】
「デスクリムゾン」を崇拝するゲーマーの事。

ダニー、グレッグ、生きてるかぁ【だにー、ぐれっぐ、いきてるかぁ】
敗走中、越前がダニーとグレッグを気遣い二人にかけた言葉。
あなたが「〜、生きてるかぁ！」と声をかけられた場合、
こちらは「あ゛ぁ゛、何とかなぁ！」と返してあげましょう。

あぁ、何とかなぁ【あぁ、なんとかなぁ】
越前に「ダニー、グレッグ、生きてるかぁ！」と声をかけられた２人のいずれかが答えた言葉。
「あぁ」の部分はダミ声で言うのがポイント。感覚としては「あ゛ぁ゛」。

上から来るぞ、気をつけろ【うえからくるぞ、きをつけろ】
上空から襲いくるヘリを見て、越前がダニー、グレッグにかけた言葉。

こっちだ、越前【こっちだ、えちぜん】
敗走中、隠れ場所になりそうな遺跡を見つけたダニーかグレッグが、越前を誘導するためにかけた言葉。
やや間延びしたダミ声。感覚としては「こっちだぁ、えちぜぇん」。

何だこの階段は【なんだこのかいだんは】
遺跡の入り口にある階段を見て越前が発した言葉。

とにかく入ってみようぜ【とにかくはいってみようぜ】
遺跡の階段の前で、「何だこの階段は」と階段に驚く越前にダニーかグレッグがかけた言葉。
やはりこれもダミ声で、少しドスが利いた語尾上がりのしゃべり方。「とにかく入ってみようぜぇ」

せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ【せっかくだから、おれはこのあかのとびらをえらぶぜ】
越前が、遺跡の扉の前で口にした言葉。「デスクリムゾン」において、インパクト、知名度とも一番の名言
と言っても過言ではない。台詞自体は普通だが、この言葉の名言たるゆえんは、その使い方にある。
通常「せっかくだから」という言葉は、前に何らかの事柄がある場合に使われるものだが、
例「（休みなので）せっかくだから、遊びに行こう。」「（割引券をもらって）せっかくだから、入ってみよう」
コンバット越前は、遺跡の扉を見るなり唐突に「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ」と言った。
その言葉は、「何がせっかくなんだぁぁ！それに扉赤くねぇ！！」と全クリムゾナーを悩ませ続けている。

それは、十年前の事であった【それは、じゅうねんまえのことであった】
デモの冒頭にかかるナレーション。
独特の渋い語り口は、雰囲気があるとなかなかの人気。

こうして、越前康介はクリムゾンを手に入れた【こうして、えちぜんこうすけはくりむぞんをてにいれた】
デモで越前が遺跡でクリムゾンを手に入れたときにかかるナレーション。

オーノー【おーのー】
ムササビ・佐藤が撃たれると上げる悲鳴。やたらさわやかで、悲痛さ、危機感などは微塵も感じられない。

ふとした事から【ふとしたことから】
越前はアッシムとふとしたことから友情を交わしたらしい。具体的にどういう事をやったのかは不明。

ＳＴＵＦＦ【すたっふ】
�@材料、素材。�Aマリファナ、ヘロインなど麻薬の俗称。�Bエコールの社員のこと。
スタッフロールでのスペルミス（正しくはＳＴＡＦＦ）はどうやら確信犯らしい。

くっそ〜【くっそー】
越前がクリーチャーの攻撃を受けたとき発する言葉。やや間抜け。

やりやがったな【やりやがったな】
越前がクリーチャーの攻撃を受けたとき発する言葉。

この野郎【このやろう】
越前がクリーチャーの攻撃を受けたとき発する言葉。

あぁ【あぁ】
�@越前がクリーチャーにやられてしまった時発する声。セクシー。「あぁ・・・」
�Aクリーチャーの悲鳴。すごいダミ。「あ゛ー゛」

ファイア【ふぁいあ】
越前がクリムゾンの進化形態の一つ”ミサイル弾”を発射する時のボイス。

ボムファイア【ぼむふぁいあ】
このボイスは、どうやらゲーム中では出てこないらしい。とりあえず、すごくマヌケ。

１ＵＰ【ワンアップ】
ＨＩＴ　ＨＥＲＥを撃った時に流れるボイス。「わなーぷ」と聞こえる。

女性の扱いは苦手【じょせいのあつかいはにがて】
越前の性格。「あの容姿であの声だから単にもてないだけではないのか」と言う説もある。

照準設定【しょうじゅんせってい】
照準を合わせるための画面だが、一発撃つとメニュー画面に戻ってしまうので合わせようがない。

オプション【おぷしょん】
ゲーム設定を自分好みに変更する画面。
とは言っても「デスクリムゾン」にあるのは音声のステレオ／モノラル設定のみ。

ＳＴＥＧＥ【すてーじ】
「ＳＴＡＧＥ」の誤植と思われる。

標準の銃【じゅう】
「標準の銃」と言う文字に「じゅう」とルビが振ってある。カッコイイ気もしなくはない。

地名

サロニカ【さろにか】
ダニーの住む町。越前が最初に訪れる町でもある。

リムブルク【りむぶるく】
グレッグの住む町。

リムブルク大学【りむぶるくだいがく】
リムブルクにある大学。グレッグはこの大学の教授である。キャンパスにはエコール噴水がある。

マルマラ国【まるまらこく】
越前、ダニー、グレッグを傭兵として雇った国。

コネラート橋【こねらーとばし】
大河にかかる橋。街灯がある。

イズキット川【いずきっとがわ】
ジャングルの中を流れる大きな川。アッシムの館に次いでムササビが多い。

アッシムの館【あっしむのやかた】
アッシムが住んでいると思われる屋敷。一見すると熱帯植物館のよう。

サファール遺跡【さふぁーるいせき】
大きな遺跡。越前がクリムゾンを手に入れた遺跡と同じ紋様がある。

シャナファーラ【しゃなふぁーら】
砂漠の中の遺跡。不気味なたらこ唇の敵が現れる。

デスビスノスの宇宙船【ですびすのすのうちゅうせん】
デスビスノスの待つ宇宙船。「デスクリムゾン」の最終面。ちなみに、「デスビスノス」は半角。

友が島【ともがしま】
「デスクリムゾン」のオープニングのロケが行われた和歌山県の島。
沖ノ島、地ノ島という二つの島からなる。発見は、マニアの方の努力の賜物。

アゼリアタワー【あぜりあたわー】
大阪府池田にある、エコールの入っている雑居ビル。

道具

クリムゾン【くりむぞん】
�@コンバット越前が遺跡で手に入れた進化する銃。彼等は、このクリムゾンの「力」で
襲い来る敵兵を振り切った。構造上の物か、故障か、ポンコツだからかは解らないが、
狙って撃っても照準が多少右下にずれる。�Aバーチャガン。

宝石【ほうせき】
ダニーが遺跡で手に入れた宝石。彼等は、この宝石の「財力」でマルマラを脱出した。
マルマラを脱出したダニーは、宝石の「財力」によりサロニカで今の地位を獲得した。

古文書【こもんじょ】
グレッグが遺跡で手に入れた古文書。彼等は、この古文書の「知識」でピンチを切り抜けた。
マルマラを脱出したグレッグは、古文書の「知識」によりリムブルクで考古学者、大学教授となった。

ＨＩＴ　ＨＥＲＥ【ひっとひあ】
空中を漂うＨＩＴ　ＨＥＲＥと書かれた紙。撃つと１クレジットＵＰ。画鋲が左右上についている。

街灯【がいとう】
コネラート橋にある街灯。撃つとなぜか敵を殲滅できる。

エコール噴水【えこーるふんすい】
リムブルク大学のキャンパスにある大きな噴水。クリムゾンで撃つと回転する。
５発くらいの銃撃で破壊でき、破壊すると５クレジット増える。

クリスタル【くりすたる】
サファール遺跡で出現する黄色いクリスタル（？）。撃つと、越前のライフが増える。
これを使い、ライフを３つ以上にする事が出来る。（著者が確認したのは５つまで）

赤の扉【あかのとびら】
越前が選んだ扉。上の方に赤い石がついているだけで後は全然赤くない。

その他

焼きビーフン【やきびーふん】
米で作る麺（ビーフン）を炒めた料理。コンバット越前の好物。

デスマスク【デスマスク】
死者の顔を写し取った面。エコールのロゴに使われた。

ＢＳ【ぼむしょっと】
クリムゾンの進化形態「ボムショット」のボムに書かれている文字。

ＫＯＴ症候群【けーおーてぃーしょうこうぐん】
�@ヨーロッパで蔓延した病気ということしかマニュアル内では語られていないので、症状等は不明。
�A「デスクリムゾン」を崇拝する人たちのこと。クリムゾナー。

エコール三部作【えこーるさんぶさく】
エコールソフトウェアが製作に携わったゲーム３タイトルのこと。
「ぱっぱらぱおーん」「デスクリムゾン」「ドリームジェネレーション」の３タイトル。

エコール四部作【えこーるよんぶさく】
エコール三部作に、エコールソフトウェア製作ということが発覚した「せがた三四郎真剣遊戯」
を加えた４タイトルのこと。

デスクリムゾンリンク集【ですくりむぞんりんくしゅう】
MAT/MATTYANさんが作った、世界中のデスクリムゾンに関するホームページを網羅している
リンク集。サブタイトルは、せっかくだから、俺はこのリンクを選ぶぜ。

デスクリムゾン２【ですくりむぞんつー】
「デスクリムゾン」の続編。１９９９年秋発売予定。 （現在発売中）

ムササビトライアングル【むささびとらいあんぐる】
三匹のムササビの、敵を中心にしたトライアングル状のフォーメーション。コネラート橋で見られる。

スライディング佐藤【すらいでぃんぐさとう】
白い民間人佐藤が、滑り込みでいきなり画面上に現れる事。サファール遺跡で見られる。
滑り込み佐藤、横滑り佐藤とも呼ばれる。

インサイダー情報【いんさいだーじょうほう】
デスクリムゾン２公式ホームページのコーナーの一つ。デスクリムゾンの裏技やＭＩＤＩなど、
非常に貴重で質の高い情報が公開されるので、クリムゾナーの注目を集めている。

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