星をみるひとって何?


タイトル星をみるひと
対応機種ファミリーコンピューター
発売HOT−B
ジャンルRPG
山下式ジャンルかりう忍耐訓練機
こんな人にオススメ!修行僧、エスパー兄弟
関連情報
同社から発売のザ・ブラックバスT・Uは、良作として人気が高い。
この二本は、フィッシングゲームの先駆けと言えるかもしれない。




ほしみるに ついては、すぐれた ぺーじが いくつも
あるので いまさら かたることが ない。ふぅ。

WWWに相当数存在する、この「星をみるひと」の攻略、紹介、レビューページは
なにやら非常に熱い。ほかのクソゲーといわれるようなゲームを扱うページに
見られるような「さんざこき下ろして10行で終わり!」といったような粗悪なページの
比率が奇跡的に低い。ほとんどのページが、しっかりかっちり厳しい言葉にあふれる愛で
紹介・攻略している。中途半端にいじっているのはうちくらいのものだ。それはこの
「星をみるひと」が持つ魅力の強さを裏付けるものではないだろうか。

・・・・・・

だからって決してプレイをお勧めするわけじゃあありませんが。
だって、
もう私あんまりやりたくないもん。

さらまんど(※1)や、みさ(※2)を仲間にするのを考えただけで・・・
オオウッ、さむけが・・・

※1 序盤の敵。能力値は低いが、RPG史上、もっともエグい状態変化を起こす薬「かりう」を使う敵の一人。
そして、星をみるひとをクソたらしめている立役者のひとり。

※2 ロングヘアーの女の子。なにやらつかまって臭い飯を食っているので、開放してあげよう。
開放し仲間にするには雑魚敵100匹分くらい倒さないと得られない金額の値段のカードキーを3枚
手に入れないといけない。

〜かりう〜かりうを知らずして星みるを語るなかれ!
「かりう」にかかるとすべての行動ができなくなる。全員がかかって動けなくなっても、全員が死ぬまでは
ゲームオーバーにはならないので、かかったが最後、地面に転がり、己が無力さに歯軋りしながら、
じわじわとなぶり殺しにされるしかなくなる。一度かかってしまったら、1ナノカンデラほどにも
希望の光はないという、ゲマ様も思わずまっつぁおの徹底陵虐主義システム。(リセットしろよ)
敵の攻撃を数百回単位で受けでもしないと死ななくなる後半は、「ああ、「いっそ殺せ」という言葉は
こういう局面において使うのだなあ」と倒壊寸前となった精神の中でぼんやりと想うことでしょう。

人類の友たる神、プロメテウスは人々に神の宝である火を伝えた。
事を知った主神は怒り、彼を鎖に繋ぎ、生きたまま猛禽にはらわたをついばませる罰に処した。
しかし彼は不死であるがゆえ、永劫に苦しみ続けることとなった・・・。


・・・というか、敵が低レベルだった場合、お互いにダメージを与えられず、リセットボタンを
押さない限り一生戦闘を楽しめるという底抜けに愉快な事態に陥ることも考えられる。
(いくらじんるいが たたかうことが だいすきという わるいせいかくを持っていたとしても、一生は...)

仮に戦闘が終わっても、戦闘終了後も治らない。また、治療法も極めて限られる。
ちなみに、相手がかりうを投げたら命中率100%。

個人評価〜絶対イヤな死に方〜
かりう<まみやてい<北斗柔破斬<アイアンメイデン<<<自分と同じ高さの穴


・・・・・・
覚悟完了?
さあ、それでは狂気と混沌の星みるワールドに潜入してみましょう。


まず・・・ このゲームは、バックストーリーを知らないと、ほんっとーーに
ただの苦痛な作業になってしまいます。ぜひ読んで下さい。

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 未来、アークシティと呼ばれる巨大都市に「みなみ」という少年がいた。
しかし彼は、ここはどこなのか、そして自分が誰なのかも分らなかった。
だが彼を目の敵に襲いかかる者たちがいる。ロボット、攻撃本能しか持たない
異様な生物、軍隊であるガードフォース、そして、デスサイキックと呼ばれる
超能力者たちが突然襲いかかってくるのだった。
なぜなら、彼は「サイキック」であるから・・・。


 アークシティは、クルーVと呼ばれるコンピューターが管理していた。
クルーVは、より完全な都市管理のため、居住者の心にまで干渉し、わずかでも
都市に対し有害な心が芽生えた居住者に対し、絶えず思考の矯正を行っていた。
このシステム「マインドコントロール」は、居住者にクルーVの存在を忘れさす程
強力だった。しかし、ごく一部の人々にはマインドコントロールが効かない事が
分かった。そこでクルーVはその人々を「サイキック」と名づけ、サイキック狩り
を始めた。サイキック達が次々と捕らえられ連行される中、取り残された
4人の子供がこのゲームの主人公である。

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登場人物
みなみ:このゲームの主人公。敵を攻撃するぶれいく系のESPを得意とする。
しば:障害物を飛び越えたり戦闘から離脱したりするじゃんぷ系のESPの使い手。
みさ:ダメージ床を無効化したり攻撃から身を守ったりするしーるど系のESPを使う。
あいね:敵の動きを抑止したり同士討ちさせたりするてれぱし系のESPを持つ。


結構カッコええ感じのストーリーざんしょ?
ちなみにワタシはこのストーリーを聞いて買う気になりました。
トータルで見るともんのすごいクソゲーですが、この魅力的な
ストーリーが、クソゲーの一言で片づけさせてくれんのですよ。
(とはいえ、やっぱりこれはクソゲーですが)

しかし、あれだけ魅力的なストーリーがありながら、ゲーム本編では
十分に語られなかったり、それらしいイベントも少なく、全く活かされて
いないです。それゆえに、オホーツクを食べて、
これはカニなんだ。カニはおいしいなあ。
と無理矢理自分に思いこませたり、
好きな子の使った消しゴムを握って、
その子と手をつないでいる気分

になったりするように、常にストーリーを頭の中に置いて、
物足りなさを自分の妄想で繕うという作業が必要になります。
(えっ?そこまでしてやる必要はない?ごもっともで。)


さてと、私のページの流れから行くと、次は良い点・悪い点。
今回ばかりは一抹の不安があることも否めまへんなぁ。まずは良い点から。

次を見てみる〜星をみるひと・注目点



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