半熟英雄って何なのさ?


タイトル半熟英雄 〜ああ、世界よ半熟なれ・・・!!〜
対応機種スーパーファミコン
発売スクウェア
ジャンルシミュレーション
山下式ジャンルドリフ風コント(シミュレーションゲーム付)
こんな人にオススメ!お芝居の好きな人、粋人、ギリシャ神話が好きな人
関連情報
ファミリーコンピューター用ソフト「半熟英雄」の続編


 「半熟英雄」とは、1992年発売の、スクウェアのシミュレーション(?)
ゲームです。「え゛ぇ゛〜っ、巣食え屋ぁ〜?」と思う方もいるでしょうが、
なかなかどうして、泥っくさい小市民じみたギャグ満載のファニーなソフトなのです。
(ある意味、タイムボカンやお笑いマンガ道場に通ずる物があるかもしれない)
 ゲーム自体は、自国の将軍を駆使し、敵の城を占領していき、
大将の城を落とす・・・と言う典型的な戦争ゲームの形を
取っていますが、戦闘の際に「きりふだ」アイテムを使って
敵を攻撃したり、「たまご」と言う召喚アイテム(?)を使い
「エッグモンスター」と呼ばれる強力なモンスターを喚び出し、
代わりに戦ってもらう事も出来ます。
 しばらく戦っていると、一定時間で「月一コマンド」なるモードに
突入します。このモードでは、兵士、将軍の募集及び解雇、
きりふだの購入(きりふだは、お金を払って商人から買うのです)
使用制限のあるたまごの使用回数の回復、城の築城ができ、
突発イベント(地震、訪問者、作柄の報告、etc・・・)
が起こることもあります。
基本的に、その流れを繰り返していきます。


どういう所が面白い?

 やはり、前編通じて嵐のように炸裂するしょーもないB級ギャグと、
マヌケなフンイキにつきるでしょう。

きりふだなんかでは・・・
「イッテツーン」気合一閃、ちゃぶ台をひっくり返し攻撃。
「カルゲンジー」ローラースケートを身につけ、
華麗なスケーティングで、相手のハートにアタック


・・・うっわぁ〜・・・。

ボス「完熟大魔王」のセリフ
「タコにも!・・・いや、イカにもわしが完熟大魔王じゃ」

・・・・・・

エッグモンスターも個性派揃い
バットを持ったバットマン「バッティングマン」
ギターを抱えた悲しみのマンボウ「さすらいマンボー」
男の足と女の足。股間にはモザイク「モザイクマン」
食品(ねりもの)「なると」


・・・とまぁ、このバカさを語り尽くすのは結構な手間ですし、
もしあなたが何かの間違いでこのソフトを手に取ってしまった時に
楽しさが半減してしまうのも、私としては悲しいので
アウトラインとしてはこんな所です。ふぅ。


問題も無くはないのよね

 パロディネタには自社ネタ(FF関係など)が結構ある。
元ネタを知ってればたのしいんだけど、購入当時は
あまり知らなかったので、意味不明なネタも多少ありました。

きりふだでは・・・
「リューキーシ」空中高くジャンプして攻撃

エッグモンスターだと・・・
刀の突き刺さったタコとはんぺん「おーでーん」
(攻撃方法も「ざんてつけん」と「グングニル」)
素潜りする豚似の動物「モーグリ」

・・・など、FFをしらなきゃ面白さも半減してしまうネタも。

 戦闘は連打ORコマンド入力で、回数もこなさなければならなく、
どうしても戦闘が単調化してくる。
 マップ(ステージ)もたくさんあるが、やることはいつも通りなので、
後半になるとダレてくる。

 しかしこれらの問題を補ってもあまりある魅力を持っている
ソフト・・・だと思います。

次は、その魅力を語ってみようと思います。
半熟英雄 魅惑の要素


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