39. ホームページ解析

開院前の2ヶ月くらい前から、各種検索サイトに登録してOPENとしてきたホームページですが、これまでのアクセスログを少し解析してまとめてみました。ホームページ作成の基本方針は、これまでにも述べてきたので繰り返しませんが、自分で作ることともう一度訪問したくなるページということにつきます。そういう意味では、この開業物語が一番人気であることはまちがいありません。本来の医学的な情報の整備が遅れていることも関係しているのでしょうか。また、ここまで有料検索への登録はしていないので、まだまだ見に来る人が限られているというか、知り合いなどの内輪の人が多いことも理由にあげられそうです。

まず見に来る時間帯や曜日ですが、これについては特に変わったことはありません。人が活動している時間帯にまんべなくばらけています。夜中や休日は少ないのは当たり前。使われているコンピュータは98%がWindows、わずかに2%がMacです。まあ、こんなもんでしょう。画面は1024×768ドットが圧倒的に多いのですが、800×600ドットも20%程度あって、この方々のことを考えるとホームページのデザインは横幅800ドット以内で作るのが親切でしょう。ただどうしても字数が多いと窮屈になってしまうという問題もありますが。

どういうサーチエンジンが使われているのでしょうか。
Yahoo 531、Google 238、MSN 139、Biglobe 27、goo 26、Excite Japan 22、その他。
という状態です。やはりYahooの強さはずば抜けています。今後有料サイト登録するなら、Yahooが第1候補です。リンク元で見ると、意外なことにYahooとGoogleの間に、リハビリテーション協会と木村泌尿器皮膚科が入っています。リハビリテーション協会には理学療法士の募集を出しているので、その関係で見に来てくれるわけですが、その割には問い合わせはありません。理学療法士の数は年々急増しており、今まで避けられていた診療所の仕事も今後は重要なチャンスになるはずなんですけどね。木村泌尿器皮膚科は同じビルの隣のクリニックです。木村先生もホームページ作りには力を入れていて、中身の濃いサイト作りは参考になります。裏HPで、この開業物語のファンと言っていただいていますが、まさか木村先生だけでこれだけの訪問回数はありえないので、木村先生訪問のついでに見てくれる方が大変多いのでしょう。これに比べ、医療機関検索サイトから来る方は少ないですね。やはり使い慣れているYahooやGoogleで探す方が早いんでしょうね。検索に使われる単語は、整形外科を探しそうなものはだいたい出てきているようですが、すでにこのクリニックの存在を知っていて、「あすなろ」という単語を使用しての検索が圧倒的です。一般の方は、何らかの情報源から絞込みをしてから、最終的にホームページで確認するというパターンが多いのでしょうか。最初の情報源は、必ずしもインターネットではないということかな。

ホームページの役割として、クリニックの場合「患者さんを集める」という目的は無視できません。より多くの方に見てもらえれば、それだけ潜在的な患者さんを引き出す可能性が高まるわけですが、他のサイトと同じで、魅力が無ければ逆効果でしょう。ある一定以上のレベルを保ち続けることは、個人で作っているとかなり大変です。「開業物語の続きはまだなの?」という声はよく耳にするのですが、そんなに簡単にはいかないよ。まして、開業しちゃったからネタも減っちゃったしね。次回が第40章になり、最初に予定していた回数に到達しますので、一度きりをつけるつもりです。その後は「開業後物語」としてあらためましょう。