16. 購入物品いろいろ

細かい購入物品を決めていく作業は、楽しいような楽しくないような。何にせよ、買い物が楽しくないはずはありません。ただし、予算のバランスがあるので、自分で好きなものを好きなだけ買うことはできません。このあたりが、けっこうストレスフルです。ほとんどはメディカル・コンサルツのお勧めに従うとして、自分の場合は、医師用の椅子とコンピュータのハードについては、我侭を通すことにしました。

椅子は自分が座る、しかもこの先何年も使用することを考えると、やはり気に入ったものにしたいというのは人情でしょう。患者さんには安い椅子で、医者は高い椅子というのは抵抗があるのですが、日本の医療事情では診察の都合上、患者さんには丸椅子という選択がベストとなってしまうのです。でもって、結局選んだ椅子にいろいろなカラーバリエーションがあることから、診察室にテーマカラーを設定するということを思いつきました。診察室1は青。診察室2は緑。そして院長室は黒。小物の色を統一してみましょう。ちょっとした遊びですが、楽しそうです。

それと、コンピュータ。今回、電子カルテ導入により、コンピュータが必要ですが、このあたりはマニアとして黙っているわけにはいかないところなので、自分で用意することにしました。ただし、新品は高いのでインターネットの中古市場をにらみつづけ、10日間で同じデザインのノートタイプを4台ゲット。春からクリニック用に購入していたベアボーン2台のデスクトップと合わせて6台を用意しました。電子カルテのみであれば、あまり高スペックは不要ですが、今回はレントゲン画像も同時に表示していきますので、デスクトップはPentium4 3.5GB、ノートはPentiumM1.5GB〜2GBとし、RAMは1GBにしています。新品なら150〜200万円は必要でしょうが、80万円程度で何とかしました。格安ですよ。これも、その分ほかのところで予算の余裕を持たすためです。

次の課題は診察券。安い紙、しっかりしたプラスチック、さらに磁気カード、エンボスカード、ICカードなど、選択肢は一杯。紙は値段も安いが見た目も安っぽい。貰う立場で考えると、嫌でしょう。プラスチックカードは耐久性もいいけど、けっこうかさばる。電子カルテにすることで、最初にIDだけわかれば、診療の途中でカードはいらないので、磁気やエンボスなどは不要。というわけで、プラに名前情報だけをその場で印刷することにしました。