ドイツ保存鉄道(DEV)を撮りに行きました


ドイツの超田舎町で希少な蒸機を撮りました
 
 
Deutschen Eisenbahn-Vereins e.V. (DEV)
2019年9月28日撮影

 

ドイツのハノーバーからICEで約40分、何もない田舎町のEystrupという駅に着きます。ICEが停まること自体が不思議な田舎の無人駅です。ここからバスで30分、Hoyaという小さな町に着きます。DEVはそこから30分ほど行った Bruchhausen-Vilsenという更に小さな町があって、そこから南に向かって終点の Asendorf という町まで走っています。まずファンでも普通は行きません。昔は標準軌道のDBが乗り入れていたようで、線路はそのまま残っています。これが走っていれば便利なのですが、もう稀に貨物が入線するくらいで、バスだけが頼りです。またVilsenにはまともなホテルもなさそうなので、HoyaのはずれにBuckenというもっと田舎にリラクゼーションを兼ねた「安らぎ」のホテルがあったので、そこを根城にしてDEVに28日〜29日の2日間を充てて行って見ました。ここは列車もホテルも楽しかったのですが、2日目は強風と豪雨で断念しました。本当はもっとAsendorfの方に行って勾配を懸命に登るナローの蒸気機関車をみたかったのですが、残念ながらそれはかないませんでした。
 
 
 
 
 

 
リゾートホテルのようで周りは何もありません。私の宿泊ホテルです。Gアースの写真でしょう。
 
 
 
 
 
 

 
Bruchhausen-Vilsenの駅です。朝なので誰もいません。28日も晴れたり曇ったりの天気でした。ここは駅とレストランが一緒になっています。昼食はここで食べました。
 
 
 
 
 

 
昼近くになると、車庫からお目当てのC型タンクの蒸気機関車が出てきました。ここは給炭と給水場です。この時だけ日が当たってくれて綺麗な写真が撮れましたs。
 
 
 
 
 
 

 
その間にV3と呼ばれるディーゼル機関車が盛んに入れ替えを行っていました。これも生い立ちや経歴は分かりませんが、ナローの豚面DLで見ているだけで楽しいです。
 
 
 
 
 
 

 
せっかく来たのだから、蒸気機関車が給炭場にいる間はこの面白い機関車を撮っていました。多分蒸機の動かない時はこれがチョコチョコ走っているのでしょう。
 
 
 
 
 
 

 
V3が客車をホームに運ぶと、給炭場から蒸気機関車(HERMANN号)がバックでやって来て、客車に連結されます。既にこの臨時列車に乗るお客が集まっています。
ここはDBの貨物が乗り入れが出来るようにナロー(900mm)と標準軌道の3線軌道になっています。ですからポイントも(全て手動式)複雑に動くようになっています。
 
 
 
 
 
 

 
駅から10分ほど撮影地を探しながら線路脇を歩いていると先ほどのV3が軌道検査車?を推進してAsendorf方面からやってきました。機関車の走行前試験でしょうか。
 
 
 
 
 
 

 
定刻の1時:15分Vilsenを出発したHERMANN号はまだ平坦地なので軽々と走って来ました。この機関車は1911年生まれだそうですが、そんな歳には見えない走りでした。
 
 
 
 
 
 

 
これは今日2本目のAsendorf行きの列車です。土曜は2往復です。本当はこの先に勾配が続いて、ナローなのに凄い煙と轟音のブラストで挑むようですが、私には
なにせ足がないので、駅付近でごまかす以外にありません。参考にこの動画を見てください。 https://www.youtube.com/watch?v=4D7qYqUu2Gc この様な勾配は
次駅からずっと続くようです。凄いですね。 これをイメージしていたのでとても物足りなく、明日(29日)にタクシーで行こうと計画していたのですが、前に書きました様
に、翌日は強風雨でホテルからは全く出られず断念しました。一度、ボイラーが破裂しそうな小型タンク機の凄い走りを見てみたかったのに。また挑戦してみます。
 
 
 
 
 
 

 
このあたりから線路は樹木の間を縫うように走ります。よくこんなC形タンクで急勾配を牽引できるな、と感心しきり。次回を期して後ろ髪を引かれながら帰りました。
 
 
 
 
 
 

   
駅に戻り、DEVが所有するこれも是非走りを撮りたいHistorical な気動車を車庫で撮りました。せめて外に出していてくれればいいのに、と思いながらまた来ることを誓って。