その5
小田急ロマンスカーLSE旧塗装車
小田急電鉄では2007年7月、3000形ロマンスカーSE車が営業運転を開始してから50周年を迎えるのを記念して、現在のロマンスカー7000形LSE車1編成を当時のSE車のカラーであったオレンジバーミリオンの旧塗装に塗り替えて営業運転を開始しました。当初はわずかな間の塗装変更かと思って毎週のように四季を問わず撮りに出かけたものです。 さいわい、現在もこのカラーは健在ですが、主だった撮影地ではだいたい撮り尽くした感があります。今冬は鮮やかな富士山との組み合わせを狙っています。 |
まずは春からです。相武台前と座間の間は桜の名所です。下り列車のお立ち台は有名ですが、上り列車も午前中の早い時間だとこんな感じで桜と組合せることが出来ます。旧塗装と桜、これはみんなが撮りたいショットではなかったでしょうか。 |
午後の下り列車は大勢のファンがみんなお立ち台に集結します。私はへそ曲がりでもあるので、あえてお立ち台は避け、この陸橋の上から狙いました。今思えばみんな同じ写真になるくらいなら、ここで撮っておいて良かったとおもっています。 |
これもみんなが写すアングルです。手前の桜の巨木が素晴らしいので、どうしてもこういった撮り方になってしまいます。 写真はいずれも 相武台前〜座間 |
桜が終わって緑が鮮やかになってくる季節です。背景は抜群ですが、ここは非常に撮りづらい場所です。 渋沢〜松田 |
これは上の写真の場所から開成側を狙ったものです。今ではこのようにすっきりとは撮れません。 開成〜栢山 |
ここは小田急沿線でも屈指の撮影地です。ただし、正面に光が当たるのは朝の9時ころまでで、それ以降は逆光になります。従ってこの旧塗装車も8時前後に通過する上りを狙わなくてはならず、苦労して撮った1枚です。 渋沢〜松田 |
いつも電車のなかから見て、ここはけっこういい写真が撮れそうな場所だったので、一度降り立って行ってみました。ちょっと後ろのビル群が目障りですが、そこそこに撮れる場所だというのがわかりました。 伊勢原〜鶴巻温泉 |
ここはもう少し線路が左にカーブしてくれていれば最高なのですが、どうやっても真正面でしか撮れません。従って望遠レンズで撮っても、勾配を登ってくる面白味のある線形を表現できないのが残念です。 東海大学前〜秦野 |
秋になって桜の葉もすっかり落ちてしまいました。ここは全編成は入りませんが、単線の箱根登山線を行く雰囲気は出せる場所です。反対に夏は周りの草と樹木の葉が線路を覆ってしまいます。 入生田〜箱根湯本 |