中央西線・篠ノ井線
D51だけですが、スイッチバックあり、重連あり
ときたま3台運転も見られた絶景の路線でした。
■中央西線・落合川の印象
中津川・落合川間3.8キロは、落合山トンネルをサミットにして双方から25‰勾配があり、この一駅間だけにD51の専用補機が設けられていました。昭和47年には新線が開通し10‰の勾配に緩和されて補機仕業はなくなり、つまらない線になってしまいましたが、それまではこの落合川では補機付きの列車の素晴らしい出発光景が見られました。落合川には転車台がないため、中津川に向かう後部補機はバック運転となりました。これは重連で落合川を猛然と出発する長大貨物列車ですが、後部に補機を付けた3台運転でした。狭い駅だったため、後補機はどうやっても入りません。 |
篠ノ井線の列車密度が高まったので、最後に出来たスイッチバック式の信号場です。従ってコンクリートの崖壁などかなり強引に造った後がうかがえる信号場でした。しかしご覧のように非常にシンプルな配線で、引き込み線からは全容が見えて撮りやすい信号場でした。この高低差を見ただけで急勾配と言うのが分かります。線路は残ったようですが2008年に使用停止になりました。まずは重連で冠着方面に登る上り列車を追ってみましょう。 |