碇ヶ関駅で貨物列車にD51が5台揃った時
 
 
 
 

ここは奥羽本線・矢立峠の麓駅、碇ヶ関駅です。下り列車は補機が逆向きで何とも格好のつかない列車でしたが、上り列車は補機も正向きで連結されたのでとてもサマになりました。これは左の普通貨物が右の急行貨物(?)を退避しています。ただ補機運用の関係でしょうか、急行貨物は後補機が1両で峠に向って出発して行きました。左の普通貨物は機関士がキャブから降りてのんびりしています。この列車は弘前から後部補機2台でやってきた3台運転でした。
 
 
 
 
 
 

 
そして間もなく普通貨物は後部補機2両付きで峠に向かって出発しました。後ろ2両は弘前のカマで、合計5台のD51がわずか数分の間、碇ヶ関にいたことになります。たぶん陣場と碇ヶ関の間の専用補機と、弘前・大舘のカマの両方が峠を越すために、苦肉の補機の運用仕業になっていたのでしょう。普通は急行貨物に補機2両だと思うのですが、この時は逆でした。客貨とも陣場で切り離す補機もあり、大舘までの通しの補機もあったり複雑でした。