やっとOKの出た 速報北斗星


ここの「テツカフェ・番外編」でも書きましたが、鉄道ジャーナル社(特に竹島編集長)の北海道支局と化していた私は、実際直接電話で、あれを撮ってこい、これの原稿を送れ、というまさに当時は氏のパシリでありました。この写真を送った後、氏からすぐ電話があり、撮り直しを命じられました。勿論、デジタルではないので、出来上がりが分からない。後で見たら確かに朝の太陽の光で、肝心な列車の後部のオハネの青色が白く飛んでいました。厳しい編集長でしたが、ずいぶんと勉強させられ、こういった私の真剣さにまともに対応していただき、それが原稿料にしっかりと跳ね返ってきました。勿論こちらは、ギャラではなく、もう意地だけでしたが。

 

夢の寝台特急「北斗星」が登場したのは1988年3月。東京の鉄道ジャーナル竹島編集長から、すぐ速報写真を送れ、と指示が来ました。最初の写真は後部のオハネが太陽光で飛んでいてボツ。2回目に同じ写真を一絞り絞ってようやくOKが出ました。3月は一番汚い季節。前面が潰れるのはやむを得ませんが、何とか残雪でごまかしました。