三岐鉄道北勢線ク202形三重交通色
  

三岐鉄道北勢線には、三重交通時代からの数奇な運命を辿った、唯一の湘南顔ク202がいましたが、当時から正面2枚窓の周りを黒く塗ったタヌキ顔の異色車でした。
それが種々の改造を受け、2013年 9月末には北勢線開業100周年を記念して、製造当時の三重交通塗装に変更されました。 標準色時代は撮っていますので、今回はこの旧塗装を撮るため、中京・関西旅行に組み込み、クリームと緑色のツートン車を撮るべく北勢線まで出かけたのでした。

 

西桑名の駅から電車に乗って、交換駅ではク202が来ないか見張ったのですが、撮影予定地の穴太で降りて、次の電車で来なければ、今日は東員の車庫でお休みと思っていたら、最後の列車で三重交通色のク202がやってきました。やった!今日は日中運用に入ります。    穴太駅
 
 
 
 
 

 
これは今日はリキを入れて、少なくとも最低2往復は撮りたい。予定地の穴太付近で頑張ることにしました。これは西桑名折り返し楚原行の後追いです。
 
 
 
 
 

 
楚原行だったので、割と早く戻ってきました。正面の顔も1枚撮っておきましょう。
 
 
 
 
 

 
反対側はススキやブッシュが多く、とても撮りづらい場所です。なんとかク202だけはブッシュにかからないように撮りました。この時間、太陽は真横でした。
 
 
 
 
 

 
昼過ぎになると、太陽は完全に周ってしまい、今度は阿下喜寄りの270系モ277の後追いとなります。これも三重交通塗装に替えられました。
 
 
 
 
 

 
通常は4両が基本編成ですが、これは3両です。近鉄から三岐鉄道になって、この標準塗装に統一されました。ナローも楽しいですね。  以上 2015年9月15日
 
 
 
 
 

 
三岐鉄道標準色時代のク202です。湘南形2枚窓の淵を黒で塗っていたので、どうしてもタヌキ顔としかみえませんでした。