この時代に既にワル鉄はいた

 

これは、私が東北本線で最後の走りを見せていた、EF57を撮りに行ったときの事です。当時から有名な荒川鉄橋のお立ち台です。上下の線路がここは離れていて、本来は敷地内なのですが、先客が堂々と、上下線の鉄橋の間にある、保線区員用の梯子に登って見張り台から撮っています。今だったら、まず写真の妨害になることよりも、線路内に平気で立ち入っていますね。警察への一報で即逮捕です。私はもう昭和50年以降は、まだ許されている余地はあったにせよ、ここまではやりませんでした。このように昔から、マナー知らずで、犯罪一歩手前の連中はいたんですね。
  
  
 

  
これは上り普通列車でしたが、この後、EF571が臨時列車を牽いて来ました。線路の雑草はその情景ですが、この異常な鉄にはいささか参りました。