伊豆急行 クモハ103

 

私の小さいころに登場した、伊豆急行の100形は実に均整がとれた美しいスタイルの車両でした。昔も熱海で何度か撮っていますが残念ながらこの前パン幌付きの両運転台車の写真はありません。
復活したこの103形は、戦前のクモハ42に匹敵する名車だと思っています。特に第1エンド側のむき出しの配電パイプと幌がいかつさを強調して、前パンとともにクモハ42を彷彿とさせます。久しぶりにこれが走るというので、伊豆高原駅までクルマを飛ばして、103形の第1エンドを主に撮って来ました。これは走行写真ではなく、車両を撮るべきだと思って第1エンド側を徹底して狙いました。        6月23日 伊豆高原駅


 

伊豆高原駅から下田に向かっては、線形は基本的に逆光になります。従って第1エンド側を撮ろうとすると、後追いになってしまいます。午後の上りを狙えばいいのでしょうが、単行だし車両が撮れれば良しとして、車両基地から出区するところを狙いました。
 
 
 
 
 

 
出区した103は2番線ホームに入線。10時49分、伊豆急下田に向かって出発して行きました。これも後追いですが、第1エンド側を狙っています。次回走るときは、上り列車をワンカットでいいので走行写真を撮りたいですね。久しぶりに見た103形に感動しました。