終焉間近い 北海道市電の車両
函館市電にはほかにも貴重な車両が走っています。これはおよそ50年前に製造された800形。一時は函館市電の主流となりましたが、今ではこの812号が1両だけ在籍。広告電車から標準色の金太郎塗りになって最後のお勤めに励んでいます。
たぶん812を見るのも、もうこれが最後ではないかと思います。スタイルのいい市電らしい車両ですね。もうすぐなくなります。
いっぽうこちらは札幌市電。これも50年以上前に製造された車両。スソが丸みを帯びていて、いわゆる「札幌スタイル」を
踏襲しています。置き換えが発表されたのに、運よくまだ走ってくれていました。広告電車にしていないところがいいです。
1時間ほど街頭で待っていて、来る210形は全部撮りました。市電は被られない場所を選ぶのが大変です。前面ガラス
が1枚窓も札幌市電の伝統です。今ではこれが札幌市電の標準色のようです。白と銀色の帯もなくなってしまいました。
一昔前の札幌市電の標準色とスタイルはこれでした。渋いツートンで、発色の難しい色でした。私の札幌市電といえば
この330形で、50年以上前に製造されましたが10年以上も昔に全廃されました。 正面の白と銀の帯が独特でした。