函館の街を走る 唯一の530号

 

1950(昭和25)に製造され、函館市電として就役した530号。現在現役で残っているのは、この530号1両となりました。ただ、いつも駒場車庫で眠っているので、ほとんど期待していなかったのですが、市の交通部に電話して尋ねると、13日はたぶん走るが、当日もう一度確認してくれ、とのこと。わざわざ学生の団体貸切の増車として走らせてくれました。ありがとう、函館市。I love hakodate    13日i
 
 
 
 
 

 
ただ朝方だけの運行らしく、交通部に確認したら、いま湯の川に向かっていて、あとドック前までもう1往復するとのこと。そこでいつ
もの末広町まで行って、湯の川から帰ってくるのを待ちました。う〜ん、いつみても530号はいいですね。 上の写真ともに末広町。

 
 
 
 
 

 
どっく前に行った530を、いつもの大町の相馬株式会社の洋館(昭和2年木造建築)前で待ちました。何とこのときには車が1台も
通りませんでした。 数年前にここで「ハイカラ号」を撮ったのですが、やはり本物の生きる化石の530号の方が断然似合います。
 
 
 
 
 

 
車で後を追ったら、函館駅前電停で追いついてしまいました。 ただここからは駒場まで駐車出来るところがないので、先回り
することにしました。広告も一切付けていないこの530号は秀逸ですね。本来ならば函館駅前の光景を入れて撮りたかった。
 
 
 
 
 

 
駒場車庫前付近ではなんとか駐車場を見つけて、そのまま入庫する530を待ちました。こういう時は胸がワクワクしますね。
 
 
 
 
 

 
これは函館市の宝物なのでしょう。洗剤で車体を綺麗に洗浄していました。いつまでも走ってくれることを望みながら帰途に
つきました。また、丁寧に電話にも応対していただいた、交通部の方にも、この場を借りて御礼申し上げます。 2014年 5月