跡形もなく消えた標津線上武佐駅

 

道東の原野の中にポツンと小さな駅がありました。もうとっくに廃線となった、標津線の上武佐駅です。駅前には民家が数軒。よくぞこんなところに駅を作ったものです。標津線撮影帰りの夕刻、ここに立ち寄ってみました。まだしっかり駅舎はあって、待合室には女性が一人、列車を待っていました。有人駅で、左は駅務室です。今は跡形もなく、あった場所さえわかりません。
 
 
 
 
 

 
列車が到着するころ、雨がポツリと降りだしました。単行なのにワンマンではなく、よく見ると車掌室から車掌さんが、左手の駅務室から出てきている白いシャツの駅員に手を上げています。懐かしいですね〜 こんな駅にも行っていたんです。   1985年 8月