石打の思い出

 

 
かつて上越線の水上と石打の間は峻険な清水峠を越えるため、電車を除くすべての列車に、EF16の補機がつきました。総括制御ではないので、発車も、直列・並列の
切り替え、絶気(これは蒸気機関車の場合、電機は何というんでしょうか) などすべて汽笛の合図で行われました。出発時の2台の吊り掛けの唸りが何とも言えません。

 
 
 
 
 

EF16は、ここ石打では補機の連結や解放で、頻繁に往来します。本務機がEF15でやってくると、同タイプのデッキ機関車の重連となります。
 
 
 
 
 

 
この貨物列車は、高崎方面からすでに前補機にEF64がついていたのでしょう。EF16でなくて残念でしたが、後ろはEF15です。珍しい組合せです。
 
 
 
 
 

 
ヘッドライトと前扉の上に、つらら切りのヒサシがついた11号機です。後ろはEF64なので、このすれ違いも問題ありませんでした。
 
 
 
 
 

 
モーター音を唸らせて、2台の旧型電機が清水峠に挑みます。全編成を入れるより、この重連を撮りたくて、こんな写真になりました。
 
 
 
 
なお清水峠越えの写真はこのホームページの下記URLにも掲載しています。
 
http://home.a00.itscom.net/yosan/70nen/ef16/ef16.html