二本木のスイッチバック
 
 

どうも前回の旅行で立ち寄った、信越線に残る唯一のスイッチバック駅・二本木の思いが断ち切れず、再び今度はここで列車交換や、余命わずかな「妙高号」を撮りたくて、妙高地方の天気予報を見ながら、ついに20日、二本木行を決行したのです。    私の半世紀に及ぶ全国鉄道行脚を振り返っても、今まだこのような線形のスイッチバックが残っていることが奇跡に近い事だと思うからです。しかも、ここを走るJRは来春には、三セクの「えちごトキめき鉄道株式会社」に変わります。つまり二本木はJRの駅ではなくなるのです。
従って、今の車両がそのまま同じ塗装で走るのかは定かではありませんが、 「しなの鉄道」も 115形は譲渡されたものの、ゲテモノとも言える塗装になってしまっているので、予断は許しません。また183形の特急型車両が使われている 普通列車の「妙高号」もなくなります。
要するに、撮るなら「今!なのです」。
ということで、今回は車ではなく、テツ友と二人で、電車で行くことにしました。果たして、思いは遂げられたのでしょうか。
 
 
 

 
長野から信越線普通列車で二本木に向かう途中、DE15のラッセル車を追い抜きました。ラッセルも北海道以来で「おっ!試運転雪で走っているな」
と思いました。もうそんな季節なんですね。 それが20分後に後を追うようにやってきました。どうりでファンがやたら多かったんですね。 二本木駅での
最初の撮影はこのラッセルと、写真には写っていませんが長野行の妙高号の交換でした。これは直江津に向かってホームを発車するラッセルです。
 
 
 
 
 

 
ホーム先端で約400ミリの望遠で構えていたら、何か見慣れない列車がやってきます。近くに来てようやく分かりました。ジョイフルトレインのNODOKA
なんです。こんなところまで来るんですね。交換ではないので、本線から渡り線を通過して、下り本線に抜けます。つまりホームに入らず通過なのです。
 
 
 
 
 

 
私にとっての、本日の本命下り「妙高3号」がやってきました。これとも今日でお別れ。そのまま2番線直江津方面のホームに入ります。ちょっと緊張。
 
 
 
 
 

 
普通列車同士の交換です。上り長野行は既にスノーシェードのある引き込み線に入っています。結局数秒の差で並びは撮れませんでした。しかし
これでもう言うことはありません。ラッセルもNODOKAのおまけも撮れたし。あとは最後の妙高6号に乗って帰るだけ。さようなら二本木駅。 20日