トロッシンゲン鉄道
 

ドイツ・シュットガルトから2時間弱でトロッシンゲンという田舎駅に到着します。そこからわずか5km弱をTrossinger Eisenbahn e.V.(社団法人トロッシンゲン鉄道)が盲腸線のように出ています。
開業当初は電化されていましたが、その後終点の
Trossingen Stadt があまりにさびれた為電化を止めでディーゼル化しました。この辺りは日本の栗原電鉄と似ています。ところが本来の鉄道としての輸送は単行のDCが走っていますが、さびれた町の観光資源として戦前からの電気機関車や電車を走らせるため再度電気を通した、という日本では考えられない復元を行いました。この日は戦前のオールドタイマーが走ると言うので、行って見る事にしました。

 

朝早く、シュットガルトのホテルを出て、ICEでトロッシンゲン駅に行きました。何もない本当に田舎の駅でこの鉄道に乗り換えて(新型のDCです)、終点のトロッシンゲンの町の駅に行きました。ここも小さな町です。ホームからこの日に走る2両編成の電車が見えました。このために再電化したのですね。
 
 
 
 
 

 
トロッシンゲンの車庫では大歓迎を受け、ちょっと驚きました。その後再度トロッシンゲン駅に戻り、駅から20分くらい歩いたところで撮影を開始しました。これは
戦前に製造された、堂々たる車両で(勿論標準軌道)実に優雅なスタイルでした。運転室はどちらも普通は入れないのですが、この日は自由に入れたようです。

 
 
 
 
 
 
 


 
沿線は雑草と灌木に囲まれた撮りにくい場所ばかりです。テツらしきドイツ人がこの先に良い場所があるよ、と教えてくれました。ここはビデオ向きですね。
 
 
 
 
 
 

 
けっこう沢山撮って、トロッシンゲン駅に戻りました。もう夕方です。盲腸線のローカル鉄道が電化されていて、手前のDB本線は非電化という面白い駅でした。