141R ミカドに感激しました
 

今回の渡欧の目的の一つには、もうお知らせしたように、特別列車の撮影にあり、そのなかでも撮りたかった機関車は、もとフランスの蒸気機関車 141Rにありました。
復活してから何年も経っているのですが、所属がスイスなものですから、スペシャルトレインも客車はスイスのSBB客車を牽くことが多く、違和感は拭えませんでした。
今回は、ドイツのツアー会社の主催なので、ニュールンベルグからは期間中は、ドイツの旧型客車を牽引しました。
Rと言うのは、仏の自国製造ではなく、アメリカ製であることを示しています。(この機関車は実際はカナダ製?)
従って、動輪も欧州では珍しい、ボックス動輪であり、汽笛も日本式に近い、5室の汽笛で、日本の音によく似ています。
ドイツの国境近いSingen駅(ジンゲン)から牽引することは分かっていたのですが、実際に見るまで不安でした。
遠くから来る141Rを見た時には、これは本当だったのだ、と感激しながら、望遠から標準まで引いて、連写しました。

 
 
 

 
ジンゲンを発車して加速していくところです。すごい迫力のブラストなのですが、重油焚きのため、煙は見えません。補機もついていません。望遠での1枚です。