製作途中のアンプ・構想中のアンプ

いろいろと思いついた事、やってみた事を書いていきます。
中途半端なアンプがいくつも出ているということは、球アンプへの
情熱が尽きていない証と思って下さい。


VT-62 アンプの固定バイアスへの改造

VT-62のバイアス回路はこの段階では前と同じ、自己バイアスとなっています。固定バイアスの電源はシリコンダイオードではなくて真空管(6AL5)を使うつもりです。しかし、その場合には電源オン時のバイアス電圧の立ち上がりの遅れを遅延リレーを使って対処しなければならず、製作の上からは面倒このうえありません。こんどは固定バイアスにチャレンジです。    (2000.8.23)


VT-62パラシングルアンプ

VT-62の固定バイアスの試みが終わったら、パラシングル回路に作り直したい
と考えています。パラシングルなら7~8Wの出力がとれるというだけでなく、
出力トランスも比較的自由に選ぶことができるからです。


PX-4シングルアンプ

昔から音が良いことで知られた PX-4シングル回路も作りたいと考えています。 PX-4は2A3相当の欧州管で、番号違いの同等管がいくつものメー カーから出ています。 個人的な思い入れでロマンチックな球だから木枠のシャーシーで作りたいと考えています。球はオークションで ST管とストレート管とを手に入れて有りますし 使ってみたい電源トランス、出力トランス、チョークがすでに 手元にあるので いつでも取りかかれます。このアンプは球の個性が直接現れる全段直熱管でCR結合で作る予定 です。初段は3A/108A、ドライバー段は3A/107Aとする予定にしています。                      (2001.3.5)
全段直熱管で作るには、電源トランスには6つものフィラメント用の4Vの巻線 はありません。手持ちの トロイダルのヒータートランスの2次側を巻き直そうと考えています。巻数も大したことなさそうだし、                       (2001.6.6)


45シングルアンプ

45といえば小型で可愛いST14の 多くの人に愛されてきた出力管です。
一度は自分の手で76 - 45 - 80とST14の球を並べてアンプを作ってみたいじゃないですか?
845と45、似たような名前なのに巨大な奴と可愛い奴、良いコントラストとは思いませんか。


7581プッシュプルアンプ

Daアンプはいちおう完成したのでいよいよ穴あけを始めようと考えています。
回路としてはなるべくシンプルに、位相反転はPK分割、7581は三極管接続で、
これができれば6CA7 ppを初めとして、おもだった5極管、ビーム管を試して 
みれるかと楽しみにしています。                    .

穴あけは延べ4時間ほどで終了しました。 最初とは考えが変わって、位相反転を差動にして初段は
双3極管を左右で使うことにしました。まあ、MT管が3本ということから分かってしまいますよね。
7581が結構太くて頼もしいのですが、出力トランスがちょっと役不足かもしれません。      
3極管結合で10~12Wを狙っているので、当面はこれで済むという読みなんですが。   
それにしても、シャーシーがSU-8と小柄なので込み合ってしまい、裏の配線に手間取りそうです。 
出力トランスはタンゴ、電源トランスは野口、チョークはタムラとマルチベンダーです。(2000/2/14)


元の黒いシャーシー          パールダークグリーンにスプレー塗装後、再組立

当初シャーシーは左側の写真で見ると通り黒でした。しかし、せっかくのアンプ作りですから塗り直す
ことにしました。色はこのところお決まりのパールダークグリーンにしました。塗り直した結果が右側
の写真です。この写真で分かるように野口の電源トランスとタンゴの出力トランスはグレーのハンマー
トーンに塗り替えてあります。前面の写真も下に載せてありますが、かなりいい感じのアンプに仕上
がりそうです。ただ、配線は始めればすぐだと思うのですが、いつになることか?   (2000/6/27)

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