6F6 GTプッシュプルアンプ

6F6という球は昔からポピュラーな球で、42、6F6、6F6G、6F6GT、6AQ5と時代とともにとても親しまれてきました。明るいカラッとした音が特徴ということですが、今ひとつアンプ制作者に満足感を与えてこなかったようです。こんどは敢えてこの6F6のプッシュプルに挑戦してみることにしました。


6F6-GTプッシュプルアンプ

アンプ設計の方針

 球の個性を十分に発揮させるにはやはり五極管にはそのまま素直に五結でアンプを作ったほうが良いだろうと考え、パワーも5W程度は欲しいのでプッシュプルで作ることニにしました。6F6プッシュプルアンプアンプ設計には次のような方針をとりました。
1.シンプルな回路とすること。
2.明るいカラッとした音が特徴とはいうもののパワー感も重視する。
3.できるだけ手に入りやすい部品を使うこと。
4.6F6のイメージからアメリカンサウンドというイメージでまとめる

回路と部品の選定

 出力トランスにはアメリカ系のものでガッツのある音をとの狙いから比較的廉価なハモンド1608を使うことにしました。チョークコイルにも出力トランスと同一の外観のハモンド社のものを、電源トランスにはアイエスオー・タンゴのPH-185を使うことにします。
シンプルな回路でとなるとPK分割回路が適当でしょう。ここではWE396A(5670)をパラで、さらに初段には五極管WE404A(5847)を使うことにして、設計をすすめます。


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