「Takumar」一族における超望遠レンズの歴史

 ここでは、「望遠レンズ」の中でも、三脚の併用が必至の、焦点距離「400mm」以上の「超望遠レンズ」の発達の軌跡について概要を述べようと思います。

Tele-photo-Takumar 1:5 f=500mm

 1群2枚構成ガウス型です。

 1955年「ASAHIFLEX UA」の時代に発売です。プリセット絞りです。フォーカスはラックアンドピニオンです。

 Tele-potoという名称ですが、単なる長焦点レンズです。開放F値1:5を得るために、100mm以上の大口径となっています。

Takumar 1:5 f=500mm

 レンズ構成は上記「Tele-photo-Takumar 1:5 f=500mm」と同等です。

 1957年「ASAHI PENTAX」のためにM42マウント化されました。プリセット絞りです。フォーカスはラックアンドピニオンです。

 1961年鏡胴意匠を小変更しています。

Takumar 1:8 f=1000mm

 3群3枚構成トリプレット型です。

 1958年「ASAHI PENTAX K」の時代の発売です。プリセット絞りです。長焦点ですから1m近い鏡胴長で、7.5kg以上と非常に重くなっています。

Tele-Takumar 1:5.6/400

 5群5枚構成テレフォト型です。

 1965年 「ASAHI PENTAX SP」の時代の発売です。

 凸凹テレフォト型レンズ構成により鏡胴を短縮しています。フードを内蔵し、三脚座を装備しています。

Tele-Takumar 1:8/1000

 5群5枚構成テレフォト型です。

 1965年「ASAHI PENTAX SP」の時代の発売です。凸凹テレフォト型レンズ構成により鏡胴を短縮したことで5.5sになりました。フードを内蔵し、三脚座を装備しています。

Takumar 1:4.5/500

 4群4枚構成テレフォト型です。

 1966年「ASAHI PENTAX SP」の時代の発売です。凸凹テレフォト型レンズ構成により鏡胴を短縮しています。フードを内蔵し、三脚座を装備しています。

Super-Multi-Corted TAKUMAR 1:5.6/400

レンズ構成は「Tele-Takumar 1:5.6/400」と同一です。

 1971年開放測光鏡胴に変更し、レンズコーティングを7層にしています。

Super-Multi-Corted TAKUMAR 1:8/1000

レンズ構成は「Tele-Takumar 1:8/1000」と同一です。

 1971年開放測光鏡胴に変更し、レンズコーティングを7層にしています。

Super-Multi-Corted TAKUMAR 1:4.5/500

レンズ構成は「Takumar 1:4.5/500」と同一です。

 1971年開放測光鏡胴に変更し、レンズコーティングを7層にしています。